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「私は失うもののない挑戦者」バドミントンのホ・グァンヒ、世界1位の桃田を下す

登録:2021-07-30 02:12 修正:2021-07-30 08:45
28日、東京の武蔵野の森総合スポーツプラザで行われた東京五輪バドミントン男子シングルス1次リーグA組第3試合で、ホ・グァンヒ(26、サムスン生命)が桃田賢斗(日本)に対してスマッシュを放っている=東京/聯合ニュース

 バドミントン男子シングルスのホ・グァンヒ(26、サムスン生命)が、世界ランキング1位で有力な金メダル候補だった桃田賢斗(26、日本)を破った。ホ・グァンヒは28日夜、東京の武蔵野の森総合スポーツプラザで行われた2020東京五輪バドミントン男子シングルス1次リーグA組第3試合で、桃田を2-0(21-15、21-19)で制した。

 桃田はバドミントン男子シングルス世界ランキング1位で、今回の開会式で五輪旗を持って入場した日本を代表するスポーツスターだ。AFP通信は、桃田が1次リーグで脱落したとのニュースを緊急配信した。桃田は同日の試合で、強力なスマッシュとクロス攻撃、鉄壁の守備で押すホ・グァンヒの勢いに慌てたのかミスを連発し、1セットも取れないまま敗れた。

 ホ・グァンヒは世界ランキング38位で、さほど注目されていなかったが、今回の試合で強烈に存在感をアピールした。ホ・グァンヒは26日、人生初の五輪での試合となった1次リーグ第2試合で、世界ランキング88位のティモシー・ラム(米国)を2-0(21-10、21-15)で下し、自信を深めていた。彼は今回の東京五輪バドミントン韓国代表チームの10人の選手の中で唯一、男子シングルスに出場した。ホ・グァンヒは桃田を下した後、「私は挑戦者の立場で駆けまわった。相手選手に比べ、私は失うものがなく、『駄目でもともと』という気持ちで臨んだが、うまくいった」と喜んだ。

 桃田すら制するという波乱を巻き起こしたホ・グァンヒはA組1位につけ、ベスト16ではなくベスト8へと直行した。世界1位が含まれている第1シードのA組は、予選で1位となった選手が直にベスト8入りする。バドミントン男子シングルス準々決勝は今月31日に行われる。あと2勝すれば決勝進出となる。

チェ・ジョンフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/sports/sportstemp/1005664.html韓国語原文入力:2021-07-29 11:52
訳D.K

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