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ムーディーズ "ヨーロッパのすべての国家、信用降格 リスク"

https://www.hani.co.kr/arti/international/globaleconomy/507564.html

原文入力:2011/11/28 20:33(1044字)
チョン・ウイギル記者


"同時多発デフォルトの可能性も"


ヨーロッパ連合(EU)のすべての国家が現在の負債危機で信用等級降格の危険に直面していると国際信用評価会社ムーディーズが27日(現地時間)明らかにした。 最近ヨーロッパの負債危機がギリシャ・ポルトガル・スペイン・イタリアなど一部国家を越えてドイツ・フランスなど先進国へ転移する可能性が言及されてきたが、信用評価会社がこれを公式に警告したことは初めてだ。

ムーディーズはこの日 特別論評を通じて「ユーロ地域国家および金融危機の続く急激な悪化はすべてのヨーロッパ国家の信用等級を脅かしている」と明らかにしたと<AFP>通信が報道した。また「ユーロゾーン国家中、複数のデフォルト(支払不能)の可能性をこれ以上無視することはできない」として「流動性危機が長く持続するほど、デフォルトの可能性がさらに急激に高まるだろう」と指摘した。


ムーディーズは特に同時的なデフォルト事態が該当会員国のデフォルトで終わらずに、ユーロゾーン離脱の可能性を顕著に増加させ結局ユーロ貨幣瓦解に帰結されるだろうと見通した。こういう複数の離脱シナリオは「すべてのユーロ地域とヨーロッパ連合国家の信用等級に否定的反響を与えるだろう」ということだ。ムーディーズは来年1分期中にヨーロッパ連合会員国の信用等級再調整作業を終える計画だ。


ムーディーズは「短期的に市場状況を安定させる政策が存在せず、市場状況を安定させる他の理由もないため、信用危機が継続的に大きくなっている」と背景を説明した。加えてギリシャとイタリアの政治的不安定性とユーロ地域全域の経済的展望悪化は否定的シナリオの可能性をさらに拡大しているとも指摘した。


ユーロ地域では最近最優良信用等級国家のフランスまでが既存等級を維持するために予算削減を発表するなど、去る2年間の領域内国家の信用等級下落が続いている。この日イタリアが国際通貨基金(IMF)の6000億ユーロ救済金融を受けるという報道が出てきて、ユーロ価値が上がったが、通貨基金はその後 支援説を否認するなど混乱が続いた。 チョン・ウイギル先任記者 Egil@hani.co.kr


原文: 訳J.S