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英インターネット広告 TV広告を抜く

原文:2011/10/05 21:22(1073字)
イ・ジョンエ記者

上半期占有率27%…13.5%成長

イギリスのメディア広告市場で、史上初めてインターネットがTVを上回った。最近アメリカでも、2016年のオンライン広告がTV広告を上回るという市場調査機関の調査結果が出てくるなど、少なくとも広告市場では、オンラインがTVと対等のメディアになっている。

イギリスのインターネット広告協会(IAB)とコンサルティング業者プライスウォーターハウスクーパーズ、世界広告調査協議会が4日発表した半期報告書で、上半期のオンラインの広告市場占有率が27%を記録して、TV(26%)を上回った。今年上半期のオンライン広告に投入された広告費は、昨年同期より13.5%増の22億6000万ポンド(約4兆700億ウォン)であると明らかにされた。モバイル広告費は含まれていない値だ。

ガイ・フィリップス インターネット広告協会会長は、「日用消費財(FMCG)広告の急増と、ブランド力を育てるメディアとして、オンラインビデオ(オンラインビデオ・ストリーミング)とソーシャルメディアが急成長して、インターネット広告が27%に達し、記録的な市場占有率となった」と説明した。

オンライン広告費支出の内訳を具体的に調べると、広告効果の測定が容易な検索広告の占有率が相変らず高く、半分を越える58%を占めた。これは、昨年同期より12.6%増の値だ。バナーなどの「掲示広告」(display ads)は23%、1~2行の「生活広告」(classified ads)の割合は17%を占めた。特に掲示広告の場合、同期間中に18.5%も成長したが、これは動画広告が増えたのによるものだ。掲示広告におけるバナー形態の広告が占める割合が73%と依然として高いが、動画広告の比重も2倍(5%→9%)になった。

また、オンライン広告を最も多く出す分野は、金融サービス(16%)であると明らかになり、広告費支出の増加傾向が急激な日用消費財業界(15%)と、エンターテインメント・メディア(12%)、旅行・交通(10%),小売業(10%)がその後に続いた。メディア専門グループのゼニスオプティメディアは3日、2010~2013年の英国のオンライン(インターネット)広告成長率が平均14.6%に達すると発表したことがある。

イ・ジョンエ記者 hongbyul@hani.co.kr
原文:https://www.hani.co.kr/arti/international/europe/499486.html 訳 M.S