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「男女別」学級は「男女共学」より教育に良くない

https://www.hani.co.kr/arti/international/america/497716.html原文入力:2011/09/23 20:23 (732字)
キム・キュウォン記者

米研究チーム「サイエンス」に発表
男女別学学級傾向に「冷や水」

アメリカで教育の効率化のために男女共学学校を男女別学に変えようとする試みが進行している中で、これはかえって子供たちの教育に有害だとする研究結果が出た。

22日、サイエンス誌は、心理学者、子供発達専門家、神経学者などで構成された研究チームの新しい論文を発表した。この論文は、「男女別学になった優秀な学校は存在するが、その成功が男女別学であるためという具体的根拠は全くない」として、「優秀な結果は、教科課程と短期動機付与などに由来する」と明らかにした。この研究はまた、「学校での性別分離は、性別常套化、制度化した性差別主義を強化させる」として、「2002年『落ちこぼれゼロ』法案により公立学校で推進中の男女別学学級を増やすのを、廃止せねばならない」とバラク・オバマ米大統領に要求した。

ただし、この論文は、男女生徒たちが自律神経体系の差により、授業で互いに違う反応を示すと指摘した。例えば、男子生徒は、声が大きく精力的な教師たちが「君の意見を一度、私に話してみて」と話すことに魅力を感じる。反面、女子生徒たちは、「いい子だね、もう本を開かなくっちゃ」とやんわりと言うのを好むことを明らかにした。

2002年導入された「落ちこぼれゼロ」法案が男女別学学級を学生たちの成績を向上させる革新的な手段だと明らかにした後、アメリカで男女別学学級は増加傾向にある。

キム・キュウォン記者
原文: 訳 M.S