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"北、6者会談復帰 強く望んでいる"

原文入力:2011/09/22 20:38(1060字)
パク・ミンヒ記者


インタビュー/チンジンイ北京大教授


←チンジンイ北京大教授


 "北韓が6者会談の再開を強く望んでいるが、北韓が出すものがあるという意味に見ることができる。"  21日、中国北京で開かれた第2次南北非核化会談以後の韓半島情勢について、中国の韓半島専門家であるチンジンイ(写真)北京大教授は 「(6者会談再開の)前提条件について両者が一歩ずつ引いて6者会談の枠組みの中で解決することが重要だ」と強調した。

-南北非核化会談以後をどのように展望するか?


 "6者会談再開のための完全な条件がまだ成熟してはいないが、韓国、北韓共に南北関係を改善する必要を強く感じている。北核問題の核心は米国と北韓であり、南北会談ではすべての問題を解決することはできない。南北非核化会談は北韓-米国会談と6者会談へ進む踏み石の用意のためのものだ。"


-6者会談で北核問題を解決できないという懐疑論も強くなっているが。


 "多くの人々が6者会談を北韓の核問題だけを扱うものと考えているが、実際には北核を媒介に東北アジアの新しい仕組み作りができる重要な場だ。北核だけでなく東北アジアの新しい国際秩序、ビジョン、経済共同体、安保などを6者会談で大きな枠組みから見て進展させなければならない。そのために(6者会談再開の)前提条件に固執せずに会談を再開することが重要だ。北韓も6者会談復帰を強く望んでいて積極的だ。北韓も出すものがあって‘案’を持っているという意味だ。それを6者会談の枠組みの中で議論することが賢明だ。"


-最近、韓国政府は南-北-露ガスパイプライン事業等を通じた南北関係改善の意志を示しているが突破口が用意されると見るか。


 "現在は南北共に南北関係の改善に強い意志がある。最近、金正日の中国・ロシア訪問などを見れば、南北が東海を媒介に関係改善に進む可能性があると見る。中国は羅先(羅津(ナジン)・先鋒)開発を通じて東海出海権を望み、ロシアも東海側に鉄道・ガス管の連結を希望している。これらのプロジェクトと2018年平昌オリンピック開催などが関連しながら東海地域を通じて南北関係の新たなビジョンを作り出せると見る。"


パク・ミンヒ北京特派員 minggu@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/china/497531.html 訳J.S