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コペンハーゲン市民「違法自転車退出」

https://www.hani.co.kr/arti/international/europe/496738.html原文入力:2011/09/18 20:51(911字)
キム・キュウォン記者

歩行者連合結成、信号違反など撮影


ヨーロッパと米国で持続可能な都市交通手段として脚光を浴びている自転車が、自動車と同様、歩行者への脅威になっていると、ニューヨーク・タイムズが最近報道した。

通勤と通学人口の55%が自転車を利用するデンマークのコペンハーゲンの場合、自転車による事故が相次ぎ、6年前「デンマーク歩行者連合」という市民団体まで結成された。この団体の代表のミカエル・ル・ドースは車両の上にデジタルカメラとビデオ録画装置まで設置して自転車利用者の違法行為を撮影している。代表的なのは△信号無視△一方通行路逆走△歩行者道路進入などだ。
この団体の会員が要求するのは、自転車に乗るなということでなく、自転車に乗りながら交通法規を守れということだ。この団体の事務局長のウラリブ・フリスは「コペンハーゲン都心の北側に住む多くの老人が、自転車利用者のために、歩行者道路が非常に危険になったと感じている」と話した。酒販売業のシモン・バーフォードは「歩行者たちの怒りは正当だ」として「多くの自転車運転者が、あたかも自分たちが道路を所有しているかのように運転する」と指摘した。

このような事情は、約1万7000人の会員からなる「デンマーク自転車利用者連合」も認めている。しかし、この団体のスポークスマンのフリッツ・ブレダルは、「自転車がらみの交通事故は、2010年コペンハーゲンで92件だったが、これは5年前の252件に比較すると大幅に減少している」として状況が改善されるだろうと予想した。

コペンハーゲン市庁でもこの様な問題を減らすために、道路に監督者などを送り、自転車運転者に方向手信号や歩行者尊重などについて教えている。アイフェル・ベイカ  コペンハーゲン市技術・環境副市長は「道路には歩行者や自転車だけの独立空間があるのではない」、「歩行者と自転車運転者が互いに尊重することが最も重要だ」と話した。

 キム・キュウォン記者
原文: 訳 M.S