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‘圓明園青銅像’ 落札中国人 “略奪されたもの…金を出すつもりはない”

原文入力:2009-03-02午後07:40:09
クリスティ, 競売無効有無 回答拒否

ユ・カンムン記者

←清国皇帝の夏季別宮であった圓明園の12支神像の中のネズミとウサギ頭青銅像

フランスで競売に付された圓明園 12支神像遺物の落札者は中国のある‘愛国の志士’であったことが明らかになった。この中国人が落札金を払わないと言い意図的に競売を流れさせようとしたのではないかとの観測が出ている。

中国の文化財関連学者と有名人で構成された‘海外に略奪された文化財還収のための中華基金’は2日北京で記者会見を行い、圓明園遺物を落札した人は中国人チャイ・ミンチャオだと明らかにした。

チャイはこの日会見で「当時競売場にはすべての中国人が参加していた」として「私はひとりの中国人として責任を全うしただけ」と話した。彼は「今回のことは愛国心でしたこと」として「競売に上がってきた遺物2点は略奪された文化財であり落札金を払わない」と付け加えた。

落札者がお金を適時に払わない場合は競売自体が無効化されるかについては確認されていない。競売を主管したクリスティ側はこれと関連して返答を拒否したと<ロイター>通信が伝えた。ある競売業界専門家は「落札者が引き受けをあきらめた場合、入札流れ可否は個別競売ごとに違う」と話した。問題の遺物は1860年2次阿片戦争当時、圓明園からフランス・英国連合軍に略奪された12支神像の中のネズミとウサギ頭青銅像など二点(写真)で、先月26日フランス,パリで開かれたイブサンローラン所蔵品競売展に姿を表わした。

北京/ユ・カンムン特派員moon@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/china/341808.html

原文: 訳J.S