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「米国 2009年北朝鮮ミサイル迎撃準備」

https://www.hani.co.kr/arti/international/495014.html原文入力:2011/09/05 20:39(993字)
イ・ヨンイン記者

ウィキリークス公開「外交公電」で
「ロシアにあらかじめ通知」明らかに

2009年北朝鮮の長距離ミサイル発射が米国本土を直接威嚇する可能性に備えて、米国政府が迎撃体制を整え、これをロシア側にあらかじめ通知したことと発表された。

内部告発サイト・ウィキリークスが公開した公電によると、米国務省は2009年3月30日、ロシア駐在米大使館に送った秘密公電で、「テポドン2号の飛行軌跡が米国領土に直ちに影響を及ぼす事実が把握されれば、(米国)国民と領土を保護するために自衛権の立場で迎撃を試みるだろう」と明らかにした。 これは北朝鮮がミサイルを発射した2009年4月5日より6日程度前の頃だ。

国務省は「地上発射迎撃ミサイルが発射されても、ロシア政府がこれを誤解しないように望む」とし、迎撃ミサイルが発射される場合、米ロ間のホットラインを 通じて発射事実を直ちに通知する方針だという点をロシア側に伝えよと、駐ロシア大使館に指示した。米国務省は迎撃ミサイルを発射する基地として、アラス カ・フォートグリーリー、カリフォルニア・ヴァンデンバーグ空軍基地などを挙げた。

米国は当時「われわれの迎撃ミサイル発射は純粋に防御的なことであり、適切な追加情報を伝える」という対ロシアメッセージまであらかじめ準備しておいたこ とが分かった。しかし米国は、北朝鮮のミサイル発射が米国に直接的な脅威を与える可能性は高くは見なかった。北朝鮮のミサイル発射の動きを控え、当時のロバート・ゲイツ米国防長官は「必要ならば(迎撃準備を)選択することを明確にしたい」と話して「米国は迎撃計画を持っていない」と翻意した。

一方、金泳三元大統領は2008年4月25日、アレクサンダー・バーシュボウ駐韓米大使(当時)と昼食を共にした席で、米国の(1994年)寧辺核施設爆撃を自身が許諾していれば、今頃、状況がより良くなっていた主張した。金元大統領は当時、ビル・クリントン元大統領とウィリアム フェリー国防長官が北朝鮮を攻撃しようとし、自身が介入しなければ実際に北爆をしたはずだとこのように話した。

イ・ヨンイン記者yyi@hani.co.kr
原文: 訳 M.S