原文入力:2011/08/26 22:50(1036字)
イ・ヒョンソプ記者
1980年代 東亜建設など参加
食糧・ゴルフカートに手術室まで
←リビア、トリポリのムアマル カダフィ官邸 パブ アラジジヤの地下秘密トンネル
ムアマル カダフィが脱出した通路と推定されるリビア、トリポリの官邸‘パブ アラジジヤ’の秘密トンネルの実体が次から次へと明らかになっている。
英国<テレグラフ>と米国<ワシントン ポスト>の特派員が目撃したトリポリ地下にクモの巣のように連結された秘密トンネルとバンカーは、文字どおり もう一つのこの要塞だった。トンネルは小型車が通ることができるほど広く、その道を走るゴルフカートも発見された。電話機など通信装備と何週間も持ちこたえられる程の水と食糧も用意されていた。武器と防毒マスクも準備されており、核や化学兵器による攻撃を受けてもしばらくは持ちこたえられそうだった。
<ワシントン ポスト>はカダフィ一家が暮らしていたと推定される深さ12m程度のバンカーの様子を紹介したが、秘密の出入り口には指紋認識装置が設置されており、ドアを開けると‘007’映画にでも出てきそうな隠れ場所があらわれたと描写した。そこには非常用手術室と発電機までが備わっていた。この新聞は隠れ場所の捜索を案内したアスラプ アル カデリが 「カダフィは恐怖におびえつつこちらに隠れていた」とし「カダフィ一党がまだ発見できない他の多くの部屋に隠れているかも知れない」として緊張に包まれたと伝えた。
この秘密トンネルがどれほど長いかはまだ確認されていない。海岸や空港まで連結されているといううわさもあり、外信記者が泊まったリクソスホテルに直接連結されるという話も出ている。カダフィや彼の息子サイプが神出鬼没するように動くことができたのも このトンネルのおかげと見える。
1980年代、米国の空襲に備えて構築されたこのトンネルはトリポリ市内はもちろん主要地域と網のように連結されていることが分かった。<インディペンデント>はこのトンネルが大水路工事の一部として作られたと報道したが、この工事は東亜建設など韓国の企業等が主導した。
イ・ヒョンソプ記者 sublee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/arabafrica/493547.html 訳J.S