原文入力:2011/07/24 22:23(1149字)
チョ・イルジュン記者
ノルウェー全国 弔旗掲揚
国連安保理・EU首脳ら "強力非難" 哀悼声明
衝撃、悲しみ、怒り、追慕…
22日、惨たらしいテロが起きたノルウェーは、信じがたい惨事に全国が呆然としていた。オスロ大聖堂では24日 犠牲者を追慕するミサが執典され、聖堂前には市民の追慕行列が果てしなく続いたと<AFP>通信などが伝えた。聖堂の前には花とロウソクが山と積まれ、すべての通りには半分ほど下ろされたノルウェー国旗が掲げられていた。
ステンベルグ ノルウェー総理は追慕ミサの中の演説で感情が激昂させ「犠牲者たちの身元と写真がまもなく公開されればノルウェーを襲った悪の規模が明らかになるだろう」とし「私たちは小さな国だが誇らしい国民であり、決して悪に屈服しない」と話した。
友人とともに聖堂を訪ねた30代の女性は「テレビ画面で(事件を)見るのは恐ろしかったが、ここにきてすべての人が共に追慕する姿を見て気持ちが落ち着いた」 と話した。
アフリカ、ブルンジ出身の移住ムスリムであるパリドゥ オマル(23)も追慕の列に立っていた。彼は 「ノルウェー人だけでなく私も移民者として衝撃を受けた」 としつつ、テロ犯が(外国人ムスリムではなく)ノルウェー人ということに内心安堵感を抱いたと打ち明けた。
国連と各国政府も先を争うように哀悼と慰労を示し、テロを非難する発言と声明を出した。 パン・ギムン国連事務総長は23日、ステンベルク ノルウェー総理に電話をかけ「ノルウェーのすべての国民と犠牲者家族に最大限の慰労を伝える」と話したと事務総長スポークスマンが伝えた。
国連安全保障理事会はこの日声明を出し「最も強力な言葉で今回の攻撃を非難し犠牲者家族とノルウェー政府に深い憐憫と慰労を表する」と明らかにした。 声明は 「動機が何であれ、いつ誰が関与しようが、いかなるテロと犯罪行為も正当化されえない」と強調した。
ヘルマン・ファン・ロンパウ ヨーロッパ連合(EU)首脳会議常任議長も「決して正当化できない卑怯な行為を強力に非難する」とし「27ヶヨーロッパ連合会員国を代表して慰労と連帯のメッセージを送る」と明らかにした。ヨーロッパ諸国だけでなく、バラク・オバマ米国大統領をはじめとして、中国、ロシア、カナダ、オーストラリア、インド、フィリピンなど世界各国政府らも相次ぎ慰労と非難のメッセージを発表した。
チョ・イルジュン記者 iljun@hani.co.kr
原文: 訳J.S