原文入力:2011-04-15午後09:28:06(991字)
3月 消費者物価 5.4% 跳ね上がり
金利引き上げ・価格統制 持ち出し
外貨準備高は3兆ドル突破
パク・ミンヒ記者
←中国消費者物価上昇率
中国が景気過熱の中で‘物価戦争’を行っている。
15日、中国国家統計局が発表した中国の3月消費者物価(CPI)上昇率は5.4%を記録した。2月の4.9%に比べ0.5%高まり、32ヶ月ぶりの最高値だ。庶民の生活に大きな影響を与える食品価格は11.7%も騰がった。1分期の国内総生産(GDP)成長率は9.7%を記録した。昨年4分期の9.8%よりは若干低くなったものの予想値の9.5%を越えた過熱状態だ。
14日、人民銀行が発表した3月末現在の中国外貨準備高は史上初めて3兆ドルを突破し、3兆447億ドルに達した。1分期の間に1974億ドルも増加した。1分期には中国貿易収支が7年ぶりに赤字を記録したが、元貨切上げの利益を期待するホットマネーが継続的に中国へ怒涛のように流れ込んだことが主要原因だと専門家たちは指摘している。
中国当局は非常状態だ。中国が昨年10月以後、4回も金利を引き上げるなど高強度緊縮処方を継続しているにもかかわらず、インフレーション圧力はむしろ高まった状況だ。経済成長が共産党に対する支持の主要源泉である中国で、物価急騰は最も大きな政治的威嚇だ。温家宝総理は13日、国務院会議で「物価安定は今年の経済政策の最優先順位であり最も緊急な任務」として「すべての手段を試みる」と明らかにした。
専門家たちは中国が近い将来、追加金利引き上げなど緊縮政策を強化し、石油など輸入原材料の国内価格を低くするために予想より迅速な元貨切上げを容認するものと展望している。
‘価格統制’も始まった。経済計画を主管する発展改革委員会は去る2日、食用油、牛乳、砂糖、穀物、肉類、家電機器など17業種団体責任者らを呼び、2ヶ月間 価格を上げないようにし、全国工商業連合会は13日、傘下24業種別連合会に文書を送り価格を上げられないように取り締まった。 北京/パク・ミンヒ特派員 minggu@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/china/473320.html 訳J.S