原文入力:2011-04-04午後10:30:28(753字)
イ・ヒョンソプ記者
ウクライナ チェルノブイリ原発事故が発生し25年も過ぎたが、未だに近所で生産される牛乳と農産物から基準値以上の放射性物質が検出されているという調査結果が出た。
国際環境団体グリーンピースは3日、チェルノブイリ原発付近60km以内に設定された出入り統制区域の外側3ヶ所を対象に農産物と乳製品の放射性物質検査を行った結果、乳児はもちろん成人摂取基準値より高いセシウム-137が検出されたと明らかにした。セシウム-137は牛乳とキノコ、苺、ビート、ジャガイモなど種類に関わらず主要食べ物の全てから検出された。グリーンピースはウクライナが2年前から食品に対する放射性物質モニタリングを中断したことが最も大きな問題と指摘した。
グリーンピース所属研究員イリーナ ラブンスキは「状況を綿密に把握することが事態を解決する上で多いに役立つだろう」としながら「モニタリングを止めるのは時期尚早」と強調した。この研究結果はウクライナ政府がチェルノブイリ爆発25周年をむかえ19日に開かれる国際コンファレンスで発表される予定だ。このコンファレンスは日本の福島原子力発電所事故のために全世界的な注目をあびている。
ウクライナ政府は放射性物質が再びもれ始めたチェルノブイリのコンクリート‘遮蔽膜’を新たにかぶせる費用600万ユーロ(韓国通貨換算 930億ウォン、訳72億円)を調達する方法を検討中だ。 イ・ヒョンソプ記者
原文: 訳J.S