本文に移動

‘上海スキャンダル’現地調査着手

原文入力:2011-03-13午後09:03:36(1089字)
‘スパイ事件’有無確認に焦点
韓中関係 憂慮 トン氏 調査から排除

パク・ミンヒ記者

←‘上海スキャンダル’政府合同調査団団長を引き受けたカン・カプチン国務総理室公職服務管理官室チーム長(左端)と調査団員たちが13日、金浦空港から出国するのに先立ち記者らの質問に答えている。 イ・ジョングン記者 root2@hani.co.kr

中国上海の韓国総領事館領事らと中国女性とん・某(33)氏の不適切な関係を調査中の政府合同調査団が13日午後、上海に到着し現地調査を始めた。

総理室を中心に法務部、外交通商部職員など10人で構成された合同調査団は14~19日にかけて進行される上海総領事館に対する調査で、今回の事件が‘スパイ事件’なのかを糾明することに焦点を合わせると発表された。政府と与党の人々200人余りの連絡先などがトン氏に流出した経緯と、他の資料が追加流出していないかを把握するためにキム・ジョンギ前上海総領事と前職領事H、K、B某氏などが使っていたコンピュータなどを調査する予定だ。トン氏のUSBメモリーから外交部要人の動向と雰囲気が書かれた‘特別採用波動と延坪島混乱に埋没した外交部要人’という文書も発見されたと知られたことの他に、別の敏感な情報が流れ出た可能性も提起された。

キム・ジョンギ前総領事の役割、キム前総領事とトン・某氏の関係なども重要な焦点だ。キム前総領事は、J副総領事が自分が機密を漏出したように操作したと主張しているが、情報当局から派遣されたC・某副総領事が事件を調査しようとするとキム前総領事が関連者らを急いで帰国させ調査を阻んだという疑惑も提起された状態だ。調査団はビザ発給と関連した便宜提供や金品授受などの不正有無、保安管理実態などを点検し、追加連座者がいるかも把握すると発表した。

今回の調査は当初から事件の核心人物であるトン氏に対する調査を排除し、真相究明には限界があるという指摘だ。

新任のアン・チョンギ上海総領事は11日、赴任直後「トン氏に対する調査を中国に協力要請しないだろう」とし「私たちに人的、物的管轄権がある総領事館内部の調査に限定するだろう」と明確に線を引いた。中国公民であるトン氏に対する韓国政府の調査要請が韓中関係悪化要因になることを憂慮したものと見られる。

北京/パク・ミンヒ特派員

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/china/467832.html 訳J.S