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金塊だけ? 銀塊も!…中国 買い占め熱風

https://www.hani.co.kr/arti/international/china/465427.html

原文入力:2011-02-25午後08:08:23(1332字)
物価暴騰に不動産価格抑制
資産価値下落を防ぐため

パク・ミンヒ記者

インフレーションの暗雲がたちこめた中国に‘金・銀熱風’が吹いている。
中国の代表的な金の生産地である山東省ウェイ坊市チャンノヒョンの黄金市場‘宝石城’では毎朝8時に市場が開かれるやいなや陳列台がガランと空いてしまう。<中国中央テレビ>(CCTV)は最近こちらに購買者らが集まりゴールド バーと金製装身具を瞬く間に浚うようにして買っていく姿を伝えながら、金供給が需要に追いつけずにいると報道した。

北京中心街 王府井の中国銀行支店、こちらでは24日 半日でゴールド バーが売り切れ、5オンスバー一つしか残らなかったと香港<明報>は報道した。この銀行の職員は「現在、銀行預金利子が3%程度で物価上昇率が5~6%台であるため、多くの人が投資価値を考慮し先を争ってゴールド バーを買っていく」と話した。

2000ヶ所余りの金加工工場が密集した広東省深センには遠く東北地域の‘宝石店社長’たちまでが金を買いに駆せ参じている。吉林省、長春の宝石店社長リチンは<新聞画報>に「少し前までは金加工工場から私たちに連絡をしていたが、今は物がない」として「各地の宝石店社長たちがあらゆる所で金を買い集めている」と話した。

中国で4ヶ月連続で消費者物価上昇率が4%を越え、資産価値下落に対する心配が拡大している。政府が強力な不動産価格抑制政策を出したので不動産に投資することもできなくなった民間資金が金市場に押し寄せている。香港系有名金販売チェーンの貴州省城は去る一ヶ月間に中国と香港で金装飾品販売が20%増え、金価格も6%上がったと明らかにした。現在、中国の金卸売価格はg当たり303中国元(約5万2000ウォン)で史上最高値の310中国元に肉迫している。

金価格が急騰する中で足早な投資家たちは、新しい投資先を探し銀にも視線を転じている。<中国中央テレビ>は24日 経済専門プログラム<経済30分>で銀熱風を扱った。北京の菜市口百貨店のワンチュンリ社長はこのプログラムで 「投資用銀塊を売っているが需要が非常に多く春節(旧正月)前から今まで毎日売り切れている。毎日数百㎏を持ってくるが朝 ドアを開けると間もなく全部なくなる。一日で1t売れたこともある」と話した。ある消費者は「金は体積が小さく保管には良いが、すでに価格が大きく上がった」とし「銀はまだ価格が安く投資資金が余り入っていない」と話した。銀投資家らは金価格は追加上昇余地が少ないが、銀はまだ大きく上がるだろうと期待している。

中国の銀卸売価格は1年前にg当たり3.7中国元だったが現在は7中国元に上がった。22日ニューヨーク商品取引所での銀先物価格はオンス当たり34.31ドルで31年ぶりに最高価格を記録し、昨年8月以後で80%も上がった。

北京/パク・ミンヒ特派員 minggu@hani.co.kr

原文: 訳J.S