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ムバラク広報アナウンサーも示威参加

原文入力:2011-02-10午前08:18:13(1106字)
‘ナイルTV’シャヒラ アミン

リュ・イグン記者
←シャヒラ アミン

シャヒラ アミン(51・写真)はエジプト国営<ナイル テレビ>のスターアナウンサーだった。大統領宮の出入り記者だった彼女はホスニ・ムバラク大統領とも親しかった。ムバラクがパリのエリーゼ宮でニコラ・サルコジ フランス大統領に会う時も、テキサス クロフォード牧場でジョージ・ブッシュ大統領と会談する時も その場にいた。独裁者の好みに合う報道をするしかなかった彼女の人生を変えたのはタフリール広場だった。

彼女は去る2日、放送会社に向う途中、広場に集まっている数万人の叫び声を聞き車を止めた。 そして何かに引きずられるように広場の中に歩いて入った。戦慄を感じた彼女は瞬間的に電話機を取り出し社長に携帯メールを送った。"もう戻りません。私は政権側でない人々と共にします。" そのようにして名声とお金、安定した職場を放棄した。

彼女は一日前の恥ずかしい記憶を週刊<タイム>に打ち明けた。彼女は上司から親ムバラク集会に焦点を合わせた原稿を渡され、視聴者たちに繰り返し伝達しなければならなかった。30年独裁政権の口の役割をしてきた国営放送の一つである<ナイル テレビ>は‘コシャリ革命’の便りを伝える中でわい曲報道を日常的に行った。タフリール広場から絶えず溢れでた "ムバラク退陣" の叫びは一度も電波に乗れなかった。デモ隊は常に暴徒、略奪者、外部勢力と関連づけられ、エジプトを混乱に陥れようとする集団として描写された。アミンは8日<ブルームバーグ ニュース>にあげた文で「私はこれ以上政権の宣伝道具にはならないという決心をし放送局を去った」と書いた。

スーツを脱ぎジーンズに着替えた彼女は毎日タフリール広場に出て行く。

また別の国営放送である<ナイル ニュース>で5ヶの番組を進行するアナウンサー ソハ エルナカシも政権の代弁者から今や反ムバラク戦線側に立った。彼女は反政府デモ2日目の先月26日、上司から‘カイロは平静だった’という文章で始まる原稿を受け取りい、そのまま報道した。"恥を感じた" という彼女はこの日の夜、辞表を出した。そしてフェイスブックで言論自由の伝導師として名乗りを上げた。

リュ・イグン記者 ryuyigeun@hani.co.kr 写真アラフラム ホームページ キャプチャー

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/arabafrica/462586.html 訳J.S