本文に移動

エジプト政府-野党圏、改憲合意

https://www.hani.co.kr/arti/international/arabafrica/462009.html

原文入力:2011-02-07午前11:54:12(1401字)
チョ・イルジュン記者のエジプト通信
3月初までに憲法改正委員会 まとめる
スレイマン副大統領、ムバラク退陣要求を拒否

チョ・イルジュン記者

ホスニ・ムバラク大統領の30年に及ぶ独裁清算を要求する大規模デモに直面してきたエジプト政府が、野党圏との憲法改正に合意した。 ムバラク大統領が不出馬を宣言した来る9月の大統領選挙を準備するための改憲が平和的政権委譲の第一歩となるかが注目される。

エジプト政府スポークスマン マグディ ラディは、オマル スレイマン副大統領が6日(現地時間)ムスリム兄弟団をはじめとする野党圏勢力との会談で 「法曹人らと政治家たちにより構成され憲法改正を検討し提案する委員会の構成に合意した」 と明らかにした。 <AFP>(AFP)通信はワプド党とタガムブ党、デモを牽引してきた青年グループ代表らも会談に参加したと報道した。

両者は会談で大統領選挙関連条項を改定し多数が立候補し再任回数を制限する方案を憲法改正委が検討するということで合意した。 エジプト憲法は大統領直選制を規定しているが、与党の民族民主党が事実上 議会を独占した状態で、議員の署名を集めなければ立候補できないようになっており長期独裁を制度的に後押ししてきた。 憲法改正委の改憲案提出期間は3月第1週までと決まった。

外信はエジプト政府がデモ隊に対する攻撃を中断し言論の自由を保障することも約束したと伝えた。 エジプト政府はまた、インターネット使用制限と検閲慣行も中断すると明らかにした。しかし、スレイマン副大統領は、ムバラク大統領を退陣させ大統領代理の役割を引き受けろとの野党圏の要求は拒否した。

この日の会談には最大野党圏団体だが非合法団体として規定されたムスリム兄弟団が対話不可の姿勢を引っ込め参加した。 ムスリム兄弟団は先立って 「彼らが国民の要求受け入れと関連してどのような準備ができているのかを調べてみることにする」 として電撃的に対話参加方針を明らかにした。

対話の動きは米国がスレイマン副大統領を実質的政府代表と認定し ‘軟着陸ロードマップ’ を用意する中で本格化した。 ヒラリー・クリントン国務長官は5日、ドイツで開かれたミュンヘン安保会議に参加し「スレイマン副大統領が事実上 率いているエジプト政府が発表した転換計画が重要だと考える」と話した。

政府与党の民族民主党は5日、指導部集団辞退で融和姿勢を取って出た。ムバラク大統領の後継者に議論されてきた息子 ガマールも党政策委員長から退いた。 民族民主党はまた、昨年末の不正選挙問題と関連して司法府の判断が下されるまで議会の活動を中断すると明らかにした。

一方、デモ規模は減ったもののカイロのタフリール広場を占拠した市民らは依然としてムバラク大統領の即刻退陣を要求している。 二日前に10万人が参加した大規模集会が開かれたタフリール広場ではデモ十四日目である6日にも数千名がこの日を "殉教者の日" と定め流血事態犠牲者追慕集会を開いた。

チョ・イルジュン記者 iljun@hani.co.kr

原文: 訳J.S