原文入力:2011-02-01午後10:06:30(1341字)
ヒジャプを被った女性たちも肩を組み "ムバラク退陣" 声を合わせる
リュ・イグン記者
エジプトの首都カイロで1日(現地時間) ホスニ・ムバラク大統領の退陣を要求するデモ隊 数十万人が集まっていると<AFP>通信が伝えた。
デモ隊が ‘100万人デモ行進’ を宣言したこの日、エジプトの数十万人がデモの中心場所であるタフリール広場に主に集まったと<AFP>は自社カメラマンの話を引用し報道した。去る25日に始まったエジプト民主化デモが8日目に入り込んだこの日、デモは最大規模を記録した。<DPA>通信は解放広場という意味のタフリール広場に集まった人が少なくとも10万人以上と伝えた。 <アルジャジーラ>は30年にわたり執権しているムバラク大統領を "前大統領" と呼び、ムバラク大統領の退陣を既定事実化したと伝えた。 教師、農夫、大学生、ヒジャプを被った女性など、多様な階層の人々が肩を組みタフリール広場に駆せ参じ "ムバラクは去れ" と声を合わせた。 軍人たちがタフリール広場周辺で検問をしているが、市民の広場進入を阻みはしなかったと<AP>通信は伝えた。 エジプト軍は100万人デモ行進の１日前の31日、デモ隊に発砲または武力鎮圧はしないと宣言した。 ヘリコプターと装甲車も配置されたが軍は約束どおりデモを妨害しなかった。
エジプト民主化デモの分岐点になると見られる100万人デモ行進に参加するため、エジプト人は津々浦々からカイロに集まった。自身をメヌピアと明らかにした一人の男性はバスに3時間も乗りカイロに到着したと明らかにした。エジプト2大都市のアレクサンドリア中央駅でも夜汽車に乗り数千名が首都に集まった。政府はカイロに入ってくる国営航空会社の飛行機便と列車の通行を制限し100万人デモ行進を最小化しようとしたが別に効果はなかった。
エジプト政府の通行禁止措置を無視し、31日夜からタフリール広場で夜を明かした人だけでも数千名を越えた。これらの人々は国旗を振りながら絶え間なくムバラク退陣を叫んだ。そして仲良く水と飲み物を分けあい、‘歴史的行進’ を準備した。<ワシントン ポスト>は広場は祭りの前夜祭のようだったと伝えた。これらはタフリール広場で 「ムバラクはおくびょう者、米国の協力者」 と米国をムバラクとまとめて非難した。 エジプト人はムバラク独裁が米国の後援を背に負っていたために可能だったと見ている。
一方、ナビ ピライ国連人権高等弁務官は1日、エジプト民主化デモ過程で亡くなった人が「非公式報告によれば300人ほど」 と明らかにした。これはエジプト政府が明らかにした死亡者102人より3倍程度多い数値だ。 国際信用評価会社のスタンダードアンドプアーズ(S&P)はこの日、エジプトの国家信用等級をBB+からBBへ一段階低くした。
チョ・ギウォン、リュ・イグン記者 garden＠hani.co.kr
原文: 訳J.S
