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‘革命ネットワーク’ フェイスブック

https://www.hani.co.kr/arti/international/arabafrica/461002.html

原文入力:2011-01-27午後09:15:13(1326字)
デモ隊ら フェイスブック・ツイッター通じて結集・拡散
指導者なしに匿名呼び掛け…政府 一歩遅れて遮断

リュ・ジェフン記者

ソーシャルネットワークサービスのフェイスブックにエジプト人8万5000人が25日(現地時間) ‘怒りの日’デモに参加すると約束をした時点でも、ホスニ・ムバラク(83)大統領がここまでの危機を迎えるだろうと予想した人はそれほど多くなかった。 しかしカイロで始まった‘怒りの日’デモは27日まで3日連続で全国的に拡大し世襲まで狙ったムバラク王朝政治を根元から揺るがしている。

これに対し米国の週間<タイム>は、エジプトで ‘フェイスブック革命’が進行中だと評価した。 英国の<ファイナンシャル タイムズ>は長期にわたる鉄拳統治で野党など二者択一政治勢力が不在な状況で‘若者たちの行動主義’がエジプトの歴史に新しいモメンタムを作ったと指摘した。 エジプト人口中30才以下の若年層が占める比重は60%を越えるが、これらはエジプト全体失業者の90%を占めている。 建国大中東研究所キム・ジョンミョン研究委員は「エジプトの遅れた状況に対する若年層の自己恥辱感が大きい反面、文化的水準と社会意識は高くインターネットも格別の制約がなく開放的」 と話す。

今回のエジプト デモの特徴は、最大野党勢力の‘ムスリム兄弟団’が公式的参加を拒否した中でフェイスブックとツイッター等を通じて人々が自発的に集まったという点だ。 当然、彼らには指導者もおらず、デモを組織した人々は警察の逮捕を避け匿名で存在している。 インターネットを通じてデモを組織した若い活動家らはイデオロギー的主張の代わりに、民主主義、社会正義、腐敗と拷問の終息などを前面に出す。 ある匿名の組織者は、フェイスブックにこのように書いた。 「明日どんなことが起き、明日の夜、私がどこにいるか私にも分からない。 家にいるのか、街頭に出ているのか、監獄や墓にいるのか。 しかし私の権利を取り戻すために街頭に出なければならないことだけは分かっている。」

<ファイナンシャル タイムズ>によればフェイスブックを通じて今回のデモを組織したグループは2004年ムバラクの長期執権に抗議して作られた ‘ケパヤ’(‘もう充分だ’という意)に根を置いている。 ‘2007年4月6日の青年グループ’も今回のデモを組織するのに一役買ったが、これらは昨年夏、アレクサンドリアで警察官に殴られ死亡した若者を追慕する沈黙デモを組織した前歴があると新聞は紹介した。

エジプト政府はフェイスブックとツイッターを遮断するなどの措置を取ったが、時すでに遅いと見られる。 カイロ中心街のタフリル広場に貼られたあるポスターには "これはインティファーダ(抗争)だ。 実質的変化が起きるまで続くだろう" と記されている。

リュ・ジェフン記者 hoonie@hani.co.kr

原文: 訳J.S