原文入力:2011-01-20午前08:25:47(1430字)
ホワイトハウス歓迎行事で中国人権問題 公開挙論
米-中 首脳‘世紀の会談’
クォン・テホ記者
←米国を国賓訪問した胡錦濤(右側)中国国家主席が18日(現地時間)ワシントン ホワイトハウスのオールド ファミリーダイニングルームで開かれた私的晩餐でバラク・オバマ米国大統領の歓迎を受けている。 ホワイトハウス ホームページ
バラク・オバマ米国大統領が胡錦濤中国国家主席との首脳会談に先立ち、中国の人権問題を公式席上で正面から挙論した。
オバマ大統領は19日午前9時(現地時間、韓国時刻 19日夜11時)、ホワイトハウス南側庭園で開かれた公式歓迎行事で、胡主席を前にして 「すべての人類の普遍的権利を含め、すべての国家と人々の権利と責任が擁護される時に社会がさらに調和がとれ、国家がさらに成功し、世界がさらに公正になるということを歴史は示している」と話した。オバマ大統領が首脳会談公式行事で中国に対し人権問題を正式に挙論したことにより今回の会談で中国に対する米国の全方向的攻勢が展開されることを予告した。
これに対し胡主席は 「米国と中国の両国関係は相互尊重を基盤とするべきで、相互理解と発展の道を尊重しなければならない」と話した。
オバマ大統領と胡主席は公式行事が終わった後、ホワイトハウス大統領執務室のオーバルオフィスで首脳会談を開き、米-中関係、北韓問題など国際社会の多様な議題についてお互いの意見を交わした。中国最高指導者の国賓資格での米国訪問は1997年ビル・クリントン大統領当時の江沢民国家主席訪問以後14年ぶりだ。
今回の首脳会談は昨年、主要懸案に対する意見対立により両国間の葛藤が表面化したうえに、中国の世界的影響力が急成長した状況でなされた。オバマ大統領は首脳会談でも昨年度ノーベル平和賞受賞者の劉曉波の拘禁など 中国の人権問題も提起するなど胡主席に向けて相当な攻勢をかけたと伝えられた。
今回の会談では△両国関係確立方向△北韓・イラン核問題、両国軍事協力など安保イシュー△中国元貨為替レート問題、貿易不均衡など経済イシュー△気候変化、テロリズム対処などのグローバル イシューが議論された。北韓問題を巡り両首脳は非核化と軍事的緊張解消などの懸案では概略的な合意を見たが、北韓のウラニウム濃縮問題、6者会談開催方案など細部的な内容では妥協点を見いだせなかったと伝えられている。
オバマ大統領と胡主席は会談結果を共同声明として採択し、この日 ホワイトハウス イーストルームで開かれた共同会見を通じて立場を明らかにした。
これに先立ち胡主席は前日の18日午後、メリーランド州、アンドリュース空軍基地に専用機便で到着し3泊4日間の米国訪問日程に入った。胡主席は19日 記者会見が終わった後、国務部昼食会とホワイトハウス公式晩餐会に相次ぎ参加する。続けて翌日の20日には議会の上・下院指導者と会い両国財界代表らが集まった席で両国関係政策演説をした後、シカゴに移動し経済・文化視察日程をこなし21日に帰国の途につく。
ワシントン/クォン・テホ特派員 ho@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/459555.html 訳J.S