原文入力:2011-01-18午後09:19:22(909字)
"複雑な決定早く下し…米、自身の間違いを振り返るべき"
キル・ユンヒョン記者
米・ソ間の冷戦が終わった後、自由民主主義の勝利を意味する‘歴史の終わり’を宣言したフランシス フクヤマ ジョーンズホプキンス大教授が 「今の米国モデルでは中国に教えることはない」と主張した。
彼は胡錦濤中国国家主席の訪米を控えて18日付<ファイナンシャルタイムズ>に載せた寄稿で 「ITバブルが消える前の10年前、米国式民主主義と‘アングロ-サクソン資本主義’は全世界的大勢だったが今はそのような流れは見当たらない」として「反面、中国は去る金融危機の際に特別な打撃を受けず中国システムが優れているのではないかという認識を持たせている」と診断した。
よく中国がロシア・シンガポールなどと共に‘全体主義的な資本主義’と呼ばれるが中国モデルの特徴は "巨大な規模の複雑な決定を非常に早く下し、効率的に執行すること" とし、ロシアより有能でインドより効率的だと彼は主張した。それと同時に中国政府は "中産層の世論に敏感で、腐敗して無能な役人たちを厳格に処罰し貧富格差による社会不安を管理している" ということだ。
こういう観点でフクヤマ教授は "米国は中国を恨む前に自分のミスと誤りを振り返り修正しなければならない" と話した。彼は "去る10年間、米国の対外政策はとても軍事的で一方的であり、レーガニズムは初期には成功的であったかも知れないが財政赤字、思慮の浅い減税、不充分な金融規制などの問題を呼び起こした" として "米国モデルには中国にはない正統性があるが、今のように分裂し財政赤字のような長期的な問題を効果的に扱うことができないならば米国の民主主義は今後、中国に教えることがないだろう" と指摘した。
キル・ユンヒョン記者 charisma@hani.co.kr
原文: 訳J.S