原文入力:2010-12-17午後10:32:52(1138字)
中国との領土紛争地 防衛強化
北韓には "重大不安要素"
自衛隊 機動軍中心に再編
キル・ユンヒョン記者
日本が17日、国家防衛政策の焦点を冷戦時代のソ連の威嚇から最近になって海上軍事力を強化している中国に切り替えた。これに対して中国が露骨な不快感を表示するなど北韓のウラニウム濃縮と延坪島砲撃で薄氷の上を歩んでいる東北アジアの軍事的緊張がさらに尖鋭化する雰囲気だ。
菅直人総理はこの日、総理官邸で安全保障会議と内閣会議を開き こういう内容の2011年日本の‘新防衛計画大綱’(以下防衛大綱・韓国の国防白書に相当)を確定した。
今回の防衛大綱で最も目を引くのは中国に対する言及だ。日本は最近 中国の軍事力増強に対し "中国軍は急速に近代化されていて、周辺海域での活動も活発になっているが透明性が不足する" とし "(このような点が)地域と国際社会の憂慮事項になっている" と指摘した。それにより日本は中国との領土紛争が続いている南西諸島周辺防衛を強化する方針を明確にした。具体的には沖縄、那覇基地の戦闘機部隊を強化し潜水艦も既存の16隻から22隻に増やす予定だ。 南西諸島は日本、九州南端から台湾の間にある多くの島で、去る9月に中国漁船衝突事件が発生した尖閣諸島(中国名 釣魚島)も含まれている。
日本はまた最近 2回の核実験を行った北韓に対しては‘重大な不安要素’と指摘した後、北核に備えたパトリオット地対空ミサイル(PAC-3) 3基を追加配備し、イージス艦に搭載されたスタンダードミサイル(SM-3)も現在の4基から6基に増やすことにした。また、日本は国家防衛概念を陸上自衛隊を中心とした‘基盤的防衛構想’から海・空軍戦力を基盤とした‘動的防衛’に切り替え大砲とタンクの数を各々600台から200台ずつ減らすなど陸上自衛隊の戦力を縮小する方針だ。
これに対してチャンウィ中国外交部スポークスマンは 「個別国家が国際社会を代表するかのように(中国を地域と国際社会の憂慮だと指摘するなど)無責任な態度で中国の発展に対しああだこうだ言う権利はない」と指摘した後 「中国の国防政策は防御のためのものであり他国を威嚇するつもりはない」として不快感を隠さなかった。日本の今回の防衛大綱は2004年以後 6年ぶりに出てきたもので2009年の民主党執権後としては初めてだ。
キル・ユンヒョン記者 charisma@hani.co.kr
原文: 訳J.S