原文入力:2010-12-10午後10:20:23(1156字)
人権弁務官も表現の自由 侵害憂慮
リュ・ジェフン記者
"最高の民主主義ならば、アサンジをなぜ監獄に閉じ込めなければならなかったのだろうか? それが民主主義か?" ウィキリークスが公開した外交電文で‘腐敗したマフィア国家のボス犬’(アルファドッグ)という評価を受けたウラジミール・プーチン ロシア総理は9日、米国と西側に向けてロシアに民主主義を説教する考えを捨てろとし、このように一喝した。ウィキリークスが公開した外交折衝電文を通じてNATOのバルチック3国防御計画などが暴露されたことによるロシア側の不満をそのままに表わしたものだ。
ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ ブラジル大統領も米国と西側を非難する隊列に合流した。 彼は 「アサンジが外交電文を公開した事実を恨むのではなく、そのような文書を作った人々を処罰しなければならない」とし「表現の自由を擁護しない言論は非難されなければならない」と話した。ナバネテム ピレー国連人権高等弁務官もウィキリークスに対する財政・インターネット サービス提供を中断しろとの圧力が民間企業に加えられていることに対し憂慮を示した。彼は「こういう措置は情報公開に対する検閲の試みとして解釈され、潜在的にウィキリークスの表現の自由を侵害することとして受け入れられる可能性がる」とし「もしウィキリークスが不法な行為をしたとすれば、司法体系を通じて扱われるべきであり、第三者に対する圧力や脅迫を動員してはならない」 と明らかにした。
ウィキリークスとアサンジを支持するハッカー(ハックティビスト)らの活動も急増している。代表的ハッカー団体である‘アノニマス’は当初50人内外で出発したが、現在は全世界的に4000人余りに及び、反ウィキリークス企業らを攻撃するプログラムも2000人余りがダウンロードしたと知られた。
ロンドン拘置所の独房に収監中のアサンジに初めて面会した弁護団は「ウィキリークスがサイバー攻撃を煽っていると非難することに対しアサンジは憂慮している」と伝えた。 弁護団はまた電撃的に収監されたために服をまともに用意できなかったアサンジは罪囚服を着ていて、現在までは全くコンピュータやインターネットに接近できずにいると伝えた。刑務所当局は近い将来、アサンジが訴訟を準備できるようコンピュータを提供するとのことだが、インターネットへの接近は制限的に許されると明らかにした。
リュ・ジェフン記者
原文: 訳J.S