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オバマの民主党 惨敗

原文入力:2010-11-04午前08:52:22(1047字)
下院で60席超 奪われ…共和 圧勝
上院は多数党の地位かろうじて守る

米国共和党が2日(現地時間)行われた中間選挙で、72年ぶりの大勝をおさめ、4年ぶりに下院多数党の地位を奪還した。上院は民主党が多数党の地位をかろうじて維持し、両院を全て奪われる状況は免れた。

435ヶ選挙区でいっせいに行われた下院選挙で、共和党は3日昼12時までの開票結果だけでも239ヶ選挙区で勝利し61席を増やした。開票が進行中の11ヶ選挙区でも半分ほどの勝利が予想され、最終議席数は更に増えるものと見られる。これは50席余りを追加するという展望を上回るものだ。共和党の今回の成績は1994年に40年ぶりに下院で多数党を占めた時に増加した54席を凌駕するものであり、80席を増やした1938年選挙以来72年ぶりに最も多い議席を民主党から奪ったことになる。民主党は昼12時現在185席で以前の256席に比べ議席が大きく減り少数党に転落した。

37ヶ選挙区で行った連邦上院議員選挙では、昼12時現在 全体100席の内 民主党が51席、共和党が46席、未定3席で民主党が多数党の地位を維持した。民主党は終盤の競合地域の中でネバタ・ウェストバージニア州などで勝利し、イリノイ・ペンシルバニア州では敗北した。ネバダ州ではハリー・リッド民主党上院院内代表が劇的な勝利をおさめ世間の注目を集め、いわゆる‘オバマ席’と呼ばれたイリノイ州では民主党候補が僅かな差で敗れた。37州州知事選挙でも共和党が善戦し、昼間12時現在 民主14州、共和27州、無所属1州、未定8州に分布した。

共和党の大勝によりバラク・オバマ大統領の各種改革政策推進に相当な支障が予想される。オバマ大統領は3日昼、記者会見を行い国政運営方向、共和党との協力問題など国政全般にわたり見解を明らかにする予定だ。共和党の勝利で次期下院議長にはペイノ共和党院内代表が就任し、ナンシー・フェロシー現議長は退くことになる。ペイノ次期議長はこの日の記者会見で「米国人がオバマ-フェロシーが主導した議題を拒否した」とし、オバマ大統領が主導した医療保険改革から撤回させるという方針を明らかにした。

ワシントン/クォン・テホ特派員 ho@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/america/446945.html 訳J.S