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ブラジル 初の女性大統領 "貧困撲滅に総力"

https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/446585.html

原文入力:2010-11-02午前09:10:38(1379字)
ホセプ、ルーラ支持背負い当選
‘貧者のための政治’人気 確認

キル・ユンヒョン記者

 "ルーラ大統領は私たちを見守ってくれました。ホセプもそうするとルーラが言いましたよ。" ブラジル、サンパウロの建設労働者ジェファーソン サントゥスは31日(現地時間)大統領選挙決選投票で執権労働者党のジウマ ホセプ(62)候補に一票を入れた。理由は一つだった。ホセプが去る8年間ブラジル経済を成功的に導いた労働者出身のルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領の後継者であるためだ。

ブラジル連邦選挙法院は1日明け方、開票の結果 ホセプが56.05%の票を得て43.95%得票に終わった社会民主党ジョゼ・セハ(68)候補を押し大統領に当選したと明らかにした。ホセプは世界8位(国内総生産・1兆6000億ドル)の経済規模と2億に近い人口(世界5位)を誇る‘大国’ブラジルが初めて選択した女性大統領となった。

外信はこの日、ホセプの当選はルーラ大統領が8年間にわたり粘り強く繰り広げてきた貧民と社会的弱者のための政策の勝利と報道した。<ウォールストリート ジャーナル>は「ルーラのおかげで貧困から抜け出した人々はブラジル総人口の11%にあたる2100万人に達する」と伝えた。そのようなブラジル人らの期待に応えるようにホセプはこの日、首都ブラジリアのあるホテルで開かれた当選祝賀の集いで「貧困を退治することにすべての政策力量を集中させる」と約束した。彼女は数百万名に及ぶ低所得層の所得を引き上げ、社会全体の教育と公共医療システムを改善することを約束した。

英国<BBC>は 「ルーラ大統領がホセプをブラジル‘経済発展プロジェクト(PAC)の母’と呼ぶ程に彼女に対する信頼が深い」と伝えた。ホセプは2003年エネルギー長官に抜擢された後、ブラジル国営石油会社のペトロブラス理事会議長を引き受け、海岸地帯油田開発のための法的土台を作ったと伝えられている。そのために専門家たちはホセプが金融、石油産業、エネルギーなどで国家の役割を強調するルーラ大統領の政策を誠実に継承していくと展望している。

1947年ブルガリア移民者家庭で生まれたホセプは、1960年代末ゲリラ団体‘労働者政治’に加入し、70年から2年以上 監獄の苦しみを体験した。性格が火のようでエネルギー長官時期には‘悪口屋’‘蒸気機関車’等のニックネームがつきもした。ホセプは低い認知度と堕胎許容問題、側近不正などの悪材料が重なり10月3日の1次投票で過半数確保に失敗したが、結局 終盤に勝利を握った。二度の離婚経験があり、去る8月に一人娘の出産により祖母になった。

一方、ブラジルの国営通信<アジェンシア ブラジル>はこの日「ホセプがルーラ大統領と共に来週ソウルで開催される主要20ヶ国(G20)首脳会議に来る予定」と明らかにした。 彼女の正式任期は来年1月1日から始まる。キル・ユンヒョン記者 charisma@hani.co.kr

原文: 訳J.S