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チリは鉱夫ら救出したが、中国では再び炭鉱惨事

https://www.hani.co.kr/arti/international/china/444239.html

原文入力:2010-10-18午前09:36:04(902字)
2年前 事故坑道でガス爆発 26人亡くなり… "チリと比較される" 糾弾

パク・ミンヒ記者

チリ鉱夫らの奇跡的な生還に続いて起きた中国の炭鉱惨事が中国人たちに‘相対的剥奪感’を抱かせている。
16日午前、河南省の禹州市の平原石炭電気公社傘下の国営炭鉱坑内でガス爆発事故が起き17日午後現在 26人が亡くなり11人が失踪した。

最近<中国中央テレビ>(CCTV)の現地生中継を通じてチリ鉱夫らが69日ぶりに救助される姿を見守った中国人らは、怒りと批判の視線で今回の惨事を見守っている。事故がおきた炭鉱坑道は2008年8月1日にも同じガス爆発事故が起き23人が亡くなった所だ。<新京報>は17日付け社説で "2年前に23人が亡くなった所でどうして同じ事故が再発したのか、大衆は納得することができない" として "チリ鉱山事故で33人の鉱夫らが地下で68日を持ちこたえたのは、事故当時に鉱夫たちが入ることのできる応急避難所があったためだが、中国にはこういう制度があまりにも足りない"と批判した。

インターネットでもチリと比較しながら政府が鉱夫をきちんと保護できていないという声が広がっている。<人民日報>サイトの強国論壇には "チリ政府は危機に処した鉱夫らの命を救おうと努力を惜しまなかったが、中国当局はなぜこのように多くの若者たちが危険な環境で地下に降りて行くように放置しているのか" という文が載ってきた。温家宝総理は全力を尽くして救助作業を行えと特別指示を下し、共産党17期5中全会に出席中のルォリン国家安全監督総局長ら急遽事故現場に到着した。

一方、セバスティアン ピニェラ チリ大統領は16日 ロンドン訪問途中で今回の中国炭鉱事故の知らせを聞き "私たちに助けられることがあれば、中国を助けたい" と話したと外信が伝えた。

北京/パク・ミンヒ特派員

原文: 訳J.S