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"アフガン戦物資補給路 閉鎖か" 米国、パキスタン軍 誤爆 公式謝罪

原文入力:2010-10-07午後07:59:54(1393字)
米軍ヘリコプター、パキスタン軍警戒所を攻撃し2人死亡
NATO軍 補給路 閉鎖するや米国大使などが出て謝罪

チョ・キウォン記者

←パキスタン アフガン戦主要補給路状況

去る六日間、アフガニスタンへ向かう補給路閉鎖を巡り米国とパキスタンが行ったきっ抗した神経戦で、結局 米国が‘両手’を挙げた。
米国は最近、米軍ヘリコプターがパキスタン軍人らを爆撃して死亡させた事件に対し、6日 異例の公式謝罪をした。パキスタン政府がこの事件の後、アフガニスタンへ向かうNATO軍の物資輸送主要補給路を塞ぎ、アフガン戦に支障がでることを憂慮し取られた措置と解説される。

アン パターソン パキスタン駐在米国大使は6日「おぞましい事故」だったとし 「今回の事件で亡くなったり負傷された国境守備隊員らの家族とパキスタンに深く謝罪する」と話した。デービッド ペトレアス アフガン駐留米軍司令官も出て謝罪と再発防止を約束した。NATOとパキスタンの共同調査の結果、先月30日NATO軍所属米軍ヘリコプター2機がパキスタン国境警戒所を爆撃し、パキスタン軍人2人が亡くなった事件は、パキスタン軍人たちが国境を越えてきたヘリコプターを見て警告射撃をするや米軍ヘリコプターがこれらをタリバンと誤認し攻撃したためであることが明らかになった。

パキスタン政府は事件直後、パキスタン首都イスラマバードとアフガン首都カブールを結ぶNATO軍補給路の国境検問所トルカムを保安上の理由を挙げ閉鎖した。トルカムはアフガン駐留米軍とNATO軍補給の4分の3が通過する主要地点だ。このためNATO軍補給車両らは瞬く間にタリバンの餌食になった。NATO軍補給車両らがトルカムに行くことができず、イスラマバード~カブール補給路の中間で止まっている上、一部車両は南部に方向を定め車両が互いに絡まりうまく動けなくなったためだ。

米国がパキスタンに公式謝罪をした6日朝にもアフガン南部カンダハルに入る補給路要所であるパキスタン南部クゥェタで補給車両25台がタリバンと推定される怪漢らの攻撃を受け炎上したと<AP>通信は伝えた。この日の夜にはイスラマバード~カブール補給路要所のナウセラでやはりタリバンと推定される怪漢らの攻撃でタンクローリー30台が燃えた。最近六日間にNATO軍補給車両らが攻撃を受ける事件が少なくとも7回に達した。パキスタンの閉鎖した補給路以外の代案を探すには、費用と技術的側面で問題が少なくない。

<ニューヨークタイムズ>は米国のこの日の公式謝罪により、パキスタン政府が近い将来に再び補給路を開くと見られると伝えた。しかし両国間の緊張は依然として続いていると見られると<AP>通信らは指摘した。米ホワイトハウスは定例報告書で6日「パキスタンが北西辺境州でアフガン タリバンやアルカイダと直接衝突する可能性のある交戦を継続的に避けている」と不満を露骨に表わした。

チョ・キウォン記者 garden@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/442749.html 訳J.S