原文入力:2010-10-04午後07:27:58(1191字)
民間人構成審査会、検察不起訴決定また覆る
政治資金疑惑 強制起訴…小沢 打撃 不可避
チョン・ナムグ記者
←小沢一郎前幹事長
日本民主党の実力者、小沢一郎(写真)前幹事長が政治資金疑惑にかかり結局、裁判に回付されることになった。
一般市民で構成された東京第5検察審査会は4日、会議で政治資金帳簿虚偽記載事件と関連し検察が小沢前民主党幹事長を不起訴処分したのは不当だとし、起訴しなければならないと決めた。検察審査会が2度にかけて‘起訴しなければならない’と議決したにより、東京地裁はまもなく弁護士を公判維持検事に指名し、小沢前幹事長に対する強制起訴手続きに着手する。これに伴い、小沢前幹事長の政治的影響力も急激に萎縮するものと見られる。
検察審査会はこの日、決定文で「(1次決議以後)検察の再捜査が充分でなかった」とし「小沢の有無罪を裁判で扱う必要がある」と明らかにした。検察審査会は民間人の中から無作為で選ばれた11人の委員が検察の不起訴が妥当かを扱う機構だ。
先立って東京地検特捜部は今年初め、小沢前幹事長の政治資金管理団体である陸山会が2004年10月、小沢前幹事長に4億円を借り東京都内の宅地を買い入れ借入れ金4億円を2004~2005年分政治資金収支報告書に記載しなかった事実を摘発した。検察は4億円の内、一部がわいろなのか捜査を行ったあげく、前・現職秘書3人は起訴したが、小沢前幹事長に対しては不法政治資金を受け取ったり政治資金虚偽記載を指示したか立証する証拠がないとし不起訴とした。
だが、検察審査会は去る4月27日「秘書らに対する監督責任がある小沢前幹事長を不起訴としたことは間違い」とし、全員一致で‘起訴相当’(起訴することが当然だ)決定を下し、検察がまた不起訴決定を下すや これに対し2次審査を繰り広げた。今回の審査で‘起訴議決’が出てきたことは11人中 8人以上が‘起訴’意見を出したことを意味する。
先月、党代表選挙で敗北し政治的立場が萎縮した小沢前幹事長は、結局 強制起訴にあうことになり政治的に大きな打撃を受けるものと見られる。仙谷由人官房長官は「有罪が確定するまでは無罪と推定されなければならない」と話した。しかし、小沢の離党を要求する声も流れ出た。牧野聖修国会対策委員長代理は「個人的には(小沢が)当然、党から離れなければなければならないと考える」として「小沢氏が判断しなければ党が除名処分や離党勧告などの判断をする必要がある」と話した。
東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/442155.html 訳J.S