原文入力:2010-10-04午前09:37:28(1090字)
"中 占領 仮定" …ジョージ・ワシントン号動員 大規模で
中‘核心国家利益’地域規定し積極対応の歩み
チョン・ナムグ記者
尖閣諸島(中国名 釣魚島)領有権を巡り日本と中国が葛藤を生じさせているなかで、米国海軍と日本海上自衛隊が来る11月に尖閣諸島を中国が占領した場合を想定した大規模合同軍事訓練を行うことにしたと<産経新聞>が3日報道した。
<産経新聞>は「今回の合同軍事訓練は中国が尖閣諸島を占領する場合を想定した奪還演習」とし「バラク・オバマ米国大統領が日本を訪問した直後に実施し両国間の強固な同盟関係を国際社会に認識させ、中国を牽制するためのもの」と伝えた。訓練には米国の航空母艦ジョージ・ワシントン号も参加するとこの新聞は付け加えた。
両国の合同軍事訓練は2004年11月、中国軍潜水艦が沖縄の日本領海を侵した後、不定期的に実施されてきた。しかし、今回の軍事訓練が‘仮想尖閣諸島奪還作戦’ならば、そのメッセージは軽くない。領土紛争には介入しないという原則を明らかにした米国が‘尖閣諸島は米-日安保条約5条の適用対象’と明らかにしたのに続き、より一層 確実に日本を支持するという意志を表わすということのためだ。
<産経新聞>は「今回の訓練にはジョージ・ワシントン号を中心にした航空打撃部隊、イージス艦とレーダーに捉えられない最新鋭ステルス戦闘機F22機、先月からグアム基地に配置された無人偵察機などが動員される」とし「大部分の訓練は九州東部大分県の日出生台演習場で行われるが、対潜水艦海上作戦は東シナ海で行われるだろう」と説明した。
中国は南中国海に続き、東シナ海の釣魚島を‘核心国家利益’と規定し対応していると<サウスチャイナ モーニングポスト>が2日報道した。
この懸案に関与している中国外交官たちは「中国が外国との主要紛争と関連した外交システムを新たに用意し、日本との釣魚島紛争を‘核心国家利益’の範疇に含ませた」と明らかにしたと新聞は伝えた。
中国が既存の‘核心国家利益’地域である台湾、チベット、新疆に続き、今年に入り南中国海と釣魚島までをこれに含ませたことは、中国海軍の野心が大きくなっておりアジアの海洋で競争が激しくなっているという意味だ。
東京、北京/チョン・ナムグ、パク・ミンヒ特派員 jeje@hani.co.kr
原文: 訳J.S