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肌寒くなった中国…進出企業・留学生 "不利益 憂慮"

原文入力:2010-08-23午後07:34:57(1726字)
中国言論ら‘米国集中外交’非難相次ぎ
"韓国、米-中 間 賢明なバランスを取る必要"

パク・ミンヒ記者

←ヒョン・インテク統一部長官(右側)が去る5月4日、ソウル、世宗路、政府中央庁舎で就任の挨拶を兼ねて訪問したチャン・シンソン駐韓中国大使に会っている。ヒョン長官はこの席で天安艦事件と関連して‘中国政府の責任ある役割が要求される’として、金正日国防委員長の中国訪問に公開的に抗議する意向を示したことにより外交的摩擦を自ら招来したという指摘を受けた。連合ニュース

[‘修交18周年’道に迷った韓-中関係] 中国内韓国人ら ざわざわ

←韓中修交18年の変化

 "蜜月の時代が終わり葛藤の時代が始まった。"

 "韓国が中国で一日に1~2億ドルずつの黒字を得て、日本では一日5000万ドルずつ赤字を得る。最近、韓-中葛藤の中で中国がこういう状況を見守っていると考えれば恐ろしい。"

中国を駆け回っている韓国企業関係者たちの話だ。韓-中修交18周年をむかえる中国の韓国人社会が不安でざわついている。冷戦時代の敵対的過去を経て硬い経済的パートナーに成長した両国関係が最近急激に凍りつき、企業は反韓感情が中国政府の経済的報復措置や韓国商品不買運動などに広がる可能性に神経を尖らせている。

中国官営言論の報道には、世論形成のための中国指導部の方向性が含まれているという点を考慮すれば、最近の官営言論らが連日韓米連合軍事訓練と‘韓米同盟一辺倒の韓国’を非難する記事等を続けて出すのは‘危険信号’だ。4億を越えるネチズンを持つ中国インターネット空間では 「李明博政権のために中国が不安で眠れない」等の文が引きも切らずに上がっている。

特に中国内需市場がますます重要になり、全世界企業らが中国で死活をかけた角逐戦を行っている状況で、企業ではややもすると韓-中関係悪化の火の粉が飛び散らないだろうかという悩みが深まっている。LGディスプレーと三星電子が昨年 中国政府に申請した次世代LCD事業許認可に対する発表がずっと延ばされていることに対して、業界関係者は「中国国内業者と市場保護に対する苦心もあるが、韓-中関係悪化に対する考慮もあると見られる」と話した。

6万4000人余りにもなる在中国韓国留学生社会もざわついている。中国人民大学大学院の留学生ファン・某氏は「中国内の反韓感情が高まり中国政府が韓国留学生を減らしたり奨学金恩恵を減らすという噂が広がり、学生たちが大いに心配している」と話した。

最近、米中関係の葛藤の中で‘二者択一’外交を押し通した韓国が‘鯨の戦いに挟まった海老’になるのではないかという憂慮も大きくなっており、全世界経済危機以後に急浮上した中国は徹底した国益至上主義を中心に影響力を拡大している。米国との戦略的競争でも以前よりはるかに断固としている。ある韓-中関係専門家は「大国に浮上した中国の挑戦と、既存秩序を主導する米国の牽制は今や‘前哨戦’が始まっているのに 長期的葛藤構造の中に韓半島が位置していて韓国が今 賢明にバランスを取ることができなければ支払う代価がとても大きくなるだろう」と指摘する。

天安艦外交が契機にはなったが、韓-中関係悪化の根本原因は李明博政府以後の韓国の持続的な韓-米同盟強化とこれに対する中国の戦略的不満にあるという分析だ。ムン・イリョン中国正法大学客員教授は「韓-米同盟と駐韓米軍駐留に対し中国は理解する立場だったが、李明博政府の韓-米同盟一辺倒政策を見ながら警戒感を強化している」として「韓-中関係悪化という顕著な問題の他にも統一に対し中国を説得するのが難しくなった状況はより一層憂慮の恐れがある。韓-米同盟と韓-中関係をどのように調和させるかを熟考しなければならない時」と話した。
北京/パク・ミンヒ特派員 minggu@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/china/436352.html 訳J.S