原文入力:2010-08-19午後10:48:27(1280字)
自衛隊、12月 南西諸島で大規模仮想作戦 実施へ
中国 海上訓練に危機感…米軍第7艦隊も参加予定
チョ・キウォン記者
←中国と日本 領土論難中の島
日本が領土論難をかもしている島々を巡り中国に本格的攻勢を展開している。
日本防衛省は今年12月に陸海空自衛隊が参加する最初の大規模離島奪還作戦を実施することにしたと<読売新聞>が19日報道した。日本防衛省幹部は「日本は中国に南西諸島を守る意志と能力があるということを示し、抑止力を整えるだろう」と訓練の目的を説明した。南西諸島は日本、九州南端から台湾の間にある多くの島々で、日本が中国・台湾と国際領土紛争を行っている釣魚島(日本名 尖閣列島)も含まれている。
今回の訓練は九州、大分県にある日出生台(ひじゅうだい)演習場の一部を奪われた島と想定し実施される。訓練は仮想敵が日出生台演習場の一部を占領し対空ミサイル一部を配置し始まる予定だ。以後、日本航空自衛隊のF15・F2戦闘機とP3哨戒機などが出動し敵が設置した対空ミサイルを弱化させ、陸上自衛隊落下傘部隊250人余りが投入され島を取り戻すというシナリオだ。海上自衛隊は周辺海域に集結し航空と陸上自衛隊を支援する。訓練は日出生台演習場だけでなく沖縄群島を含む南西諸島周辺海域でも実施するが、これには米-日合同軍事訓練の一環として米海軍第第7艦隊も支援する予定だ。<読売新聞>は日本は中国が今年3~4月、南西諸島周辺海域で2回の大規模訓練を行ったことを日本に対する威嚇として見ていると伝えた。
日本外務省は釣魚島が米-日安保条約の対象だと強調した。児玉和夫日本外務省報道官は18日、記者会見で「尖閣列島が攻撃された場合、日本とアメリカが共に対応するのは当然のこと」とも話した。日本が今さら米-日安保条約を口にしたのは<共同通信>などがバラク・オバマ米行政府が釣魚島が米-日安保条約対象という直接的言及を回避しろとの方針を定めたと報道したことを狙ったものと見られる。
日本では最近、離島を巡る中国の動きを警戒する声も大きくなっている。<毎日新聞>は‘転換期の安保’シリーズ記事中の一つで「中国で沖縄は本来中国領土とか、取り戻さなければならないという声が多く出ている」と報道した。中国でこういう主張を盛り込んだ論文が2006年以後20編も出ている程によみがえっていると伝えた。
沖縄は日本領土になる前に清と朝鮮、日本の全てに朝貢をする琉球王国だった。中国で沖縄が本来中国の属国であり、日本が沖縄を占めているのは国際法的根拠がないという主張は以前からあった。<毎日新聞>はこういう主張が2次大戦終戦以後、消えたようになっていたが最近再び生き返っていると伝えた。
チョ・キウォン記者 garden@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/435907.html 訳J.S