原文入力:2010-08-10午後07:51:31(901字)
汚染企業 強力規制 予告
エネルギー効率 高揚 督励も
イ・ポニョン記者
最大エネルギー消費国に浮上した中国が、汚染物質排出の激しい工場 2000余ヶ所に施設閉鎖命令を下した。
<新華社通信>は中国工業情報化部が2087ヶの業者名簿を公開し、来月30日までに問題の施設を閉鎖するよう命令したと9日報道した。対象企業等は重化学工業に集中しているが、セメント製造業が762ヶ所、製紙業が279ヶ所、鉄鋼業が175ヶ所などだ。
中国政府の今回の命令は、汚染物質排出に対する異例的で強力な措置だ。不履行企業には廃棄物排出免許の取り消し、新規貸し出しの禁止、電気供給中断などの制裁が伴なう予定だ。リ・イジョン工業情報化部部長は「古い施設はエネルギーを多く使い環境を汚染させるだけでなく安全にも問題がある」として「こういう施設は粗雑で量的成長に重点を置く経済成長を反映する」と話した。毛沢東統治期の1950~60年代に無条件生産力増大運動の結果として作られた施設も閉鎖対象に含まれたことが分かった。
中国政府は今年末までにエネルギー消費効率を2005年より20%高めるという目標を掲げたが達成は容易ではない。産業施設のエネルギー消費効率は2006年からの4年間に14.4%改善されたが、電力需要急増にともなう石炭使用の増加のために退歩した状態だ。中国政府は先月、中国のエネルギー消費量が米国を抜き世界1位になったという国際エネルギー機構(IEA)の推定を否認し敏感に反応することもした。
したがって今回の措置は、最大汚染物質排出国という指差しを意識したものとしても解説される。国務院傘下の国家開発改革委員会は去る6日、エネルギー消費が多いアルミニウム製造業に対する電気料金割引を中断するよう22省・市に指示した。
イ・ポニョン記者 ebon@hani.co.kr
原文: 訳J.S