原文入力:2010-08-04午後08:00:51(962字)
"中国政府の立場 表わしたこと" 解釈
パク・ミンヒ記者
中国共産党機関紙<人民日報>が韓国政府の天安艦事件調査結果に疑問を投じる寄稿文を掲載した。
中国国務院シンクタンクである現代国際関係研究院朝鮮半島研究室チョンシャンヤン研究員は<人民日報> 4日付に書いた‘冷静と自制がより一層 要求される’という内容の寄稿文で 「天安艦が北韓小型潜水艦が発射した魚雷攻撃により沈没したという韓国民軍合同調査団の発表があったが、疑惑が少なくなく、6月末には調査団自ら調査結果発表当時に紹介した北韓魚雷図面に誤りがあったと自認する事態も起きた」として批判的見解を表わした。
中国党の公式立場を表わす媒体である<人民日報>は、姉妹紙<環球時報>とは違い、この間 天安艦事件と関連して具体的立場を表示する社説や寄稿文を載せなかった。今回の寄稿に対し、中国共産党と政府が天安艦事件に対する韓国政府の調査結果を‘受け入れ難い’という立場を反映したものという解釈も出ている。
チョン研究員はロシアは北韓の魚雷攻撃による沈没は天安艦事件の多くの可能性の内の一つに過ぎないという見解を表わし、国連安全保障理事会も議長声明で北韓の行為と特定はしなかったと言及した。彼は続けて安保理議長声明内容に不満を持った韓・米が、連合軍事訓練を借りて天安艦調査結果の信頼度を高め北韓の核放棄を圧迫し、北韓がこれに対して‘瀬戸際戦術’に出てくるならば、再び安保理で対北韓制裁決議を推進しようとしているという分析もあると紹介した。
チョン研究員は、東北アジア問題専門家たちは韓-米軍事訓練が天安艦事件に集中した国際社会の関心を他に回そうとする目的もあると指摘するとしつつ、天安艦事件処理の波及効果が李明博政府に重要な影響を及ぼし、韓-米軍事訓練が韓半島地域の安保を悪化させるならば支持率はより一層下がるだろうと指摘した。
北京/パク・ミンヒ特派員 minggu@hani.co.kr
原文: 訳J.S