原文入力:2010-07-28午後10:46:51(1276字)
‘WikiLeaks’運営者 批判 反論 "追加暴露はより爆発的だろう"
キム・スンベ記者
←アフガン戦関連機密文書 9万件余りを公開したWikiLeaksの運営者ジュリアン オサンチが26日、英国、ロンドンで開かれた記者会見で記者たちの質問に答えている。 ロンドン/AP連合ニュース
アフガン戦関連米軍機密文書 9万件余りを公開した内部告発専門サイト WikiLeaks運営者 ジュリアン オサンチ(39)は26日、最近数ヶ月間 尾行を受けるなど自分たちに対する政府機関の査察が激しくなったと明らかにした。文書公開が米国の国家安保を威嚇するという非難は一蹴した。
オサンチは26日、米国時事週刊誌<タイム>とのインタビューで 「去る2ヶ月間、私たちに対する査察活動が強化された」として「単に疑いではなく、多くの明確な証拠を発見した」と主張した。彼は尾行されたこともあるとし、「私たちが不快にさせた巨大銀行や宗教集団などが雇用した私設調査員や国家情報機関によって尾行されたものと推定する」と話した。彼は機密文書公開が米国連邦法違反という主張に対し「合法的機密も必要だが、情報の自由な交換が特定し明確な状況を除いては規制されてはならない」と強調した。
彼は追加公開するイラク戦争関連1万5000件余りの文書は「さらに高い段階の情報報告で、一層爆発的だろう」と明らかにした。これと関連して<ニューズウイーク>はWikiLeaksが確保した軍現場情報報告資料は、米軍らが大量殺傷に関連していると描写しており、イラク保安軍が抑留者を虐待していることと関連した内容が最も衝撃的だと知らされたと匿名の消息筋を引用し27日報道した。オサンチは文書公開のために英国日刊<ガーディアン>の‘バンカー’で<ニューヨーク タイムズ>、<シュピーゲル>記者たちと共に検証作業を始めたという事実も公開した。
彼は自身が 「記者であり発行人、発明家」として、2006年12月WikiLeaksをスタートさせた動機について「全世界報道機関と内部告発者に対する検閲の問題を解決できるシステムを作ろうと思った」と話した。
一方、流出者探索作業が米国で広がる中で、オサンチは資料の出処は分からないと27日、再度明らかにした。彼は「文書を送ってきた側のソースを、受ける側が分からないようなシステムになっているので、私たちは絶対に出処が分からない」と説明した。この日、バラク・オバマ米大統領はWikiLeaks暴露に対し初めて言及し 「今回の流出は個人と作戦を危険に陥れるかねない」と話した。米国の官吏たちは今回の文書にアフガン情報部員らの具体的な名前があらわれた点を憂慮している。
キム・スンベ記者 marcos@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/america/432503.html 訳J.S