原文入力:2010-07-16午後09:27:45(843字)
米‘金融改革法’上院通過…来週 オバマ署名後 発効
金融機関 不良になれば いつでも‘退出’…ウォール街 緊張
クォン・テホ記者
米国大恐慌以後 最大の金融規制方案を盛り込んだバラク・オバマ行政府の金融改革法案が15日(現地時間)上院を通過した。
米国上院はこの日午後に実施された表決で賛成60,反対39で法案を議決した。法案はすでに下院を通過しており、来週 オバマ大統領の署名後に発効される。これに伴い、ウォール街の反発などで1年以上 続いてきた米国金融改革立法が完了した。2008年金融危機の再発防止のために用意されたこの法案は、強力な金融規制が核心でありウォール街の一大変化が予想される。
法案の核心は金融監督を強化し、大型金融機関でも不健全化すれば危機拡散を防ぐために政府権限で退出させられるようにするものだ。財務長官を議長とする金融関連機関長らが共に議論する金融安定監視委員会(FSOC)がその役割を果たす。不良金融会社の整理による損失は該当会社の資産の範囲で政府がまず担当した後、返してもらうことにし財政負担を最小化した。また、金融危機の出発点だった住宅担保貸し出しの不良を防ぐため借入者の負債償還能力を貸し出し会社が確認するよう義務化した。この他に派生商品とヘッジファンドの安全装置強化、ハイリスク商品投資制限、信用評価会社管理強化なども法案に含まれた。
オバマ大統領はこの日「この法は歴史上最も強力な消費者金融保護措置を含んでいる」として「米国民はウォール街の失敗に対する費用を代わって返せとの要求を再び受けることはないだろう」と明らかにした。
ワシントン/クォン・テホ特派員 ho@hani.co.kr
原文: 訳J.S