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ダイムラー "22ヶ国役人たちに賄賂"

https://www.hani.co.kr/arti/international/globaleconomy/414034.html

原文入力:2010-04-02午後09:14:36(1152字)
30年続いてきた‘黒い慣行’認定
罰金 1億8500万ドル 合意

リュ・ジェフン記者

メルセデスベンツで有名な世界的なドイツ自動車企業であるダイムラーが1日、賄賂提供に対する有罪を認め1億8500万ドルの罰金を払うことで米国連邦裁判所と合意した。

ダイムラーが今回の合意で受け入れた条件は屈辱的だ。ダイムラー本社などに対する処罰の猶予を受ける代わりに9360万ドルの刑事罰金を払い、証券取引委に9140万ドルの民事合意金を払うことにした。また米国人のルイス フリー前連邦捜査局長を監督官として採用し、今後3年間にわたり反腐敗措置履行の有無を評価されることにした。

米法務部と証券取引委の捜査によれば、ダイムラーとその子会社らは1998~2008年ロシア,中国など全世界22ヶ国政府を相手に商用車6300台と乗用車500台に対する19億ドル規模の契約を結ぶ過程で政府官僚らに5600万ドルのわいろを支給し、少なくとも9000万ドルの不当利益を得た。<プリプレス ドットコム>は北韓も22ヶ国の中に含まれていたと伝えた。一例として、トルクメニスタン高位官僚には贅沢なヨーロッパ休養旅行と防弾車,誕生日プレゼントなどが提供され、イラクでは10%のコミッションが支給された。

ダイムラーの賄賂事件捜査は当時子会社であったクライスラーの会計監査デービッド バージェッタが2004年ドイツ本社で会計監査会議過程で「賄賂が通常的慣例」という衝撃的な話を聞き、米法務部と証券取引委に情報提供して始まった。会社の内部機密を情報提供したバージェッタは解雇された。ダイムラーは1998年にクライスラーを買収し合併して2008年に分離売却した。

ドイツ政府が去る1999年に反腐敗条約加入批准した直後、ダイムラーは関連内部倫理規則を作ったが、これを施行せず賄賂支給のためにいわゆる‘第三者口座’ 200ヶ余りを維持管理してきた。捜査が始まった2005年、これら口座の取引を一時中断しただけで1977年まで遡るこういう慣行は2008年1月まで続いたことが捜査の結果 明らかになった。

賄賂を受け取った人の中に米国公務員は含まれないと知らされたが、米国の海外腐敗防止法(FCPA)は米国で活動する会社が海外契約のために賄賂提供をしたり米国銀行と海外店舗を通じて賄賂送金をした場合に処罰が可能なようになっている。

リュ・ジェフン記者 hoonie@hani.co.kr

原文: 訳J.S