本文に移動

国連 "日本, 朝鮮学校の無償化除外は人種差別"

https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/410757.html

原文入力:2010-03-17午後09:44:11(784字)
人種差別撤廃委 警告

キム・トヒョン記者

日本国内の朝鮮学校を高校無償化対象から除外する法案が国際人権問題として飛び火している。スイス,ジュネーブに本部を置く国連人種差別撤廃委員会は17日、日本,衆議院を前日通過した高校無償化法案が 「人種差別撤廃条約の教育に関する権利平等保障義務に違反する」と警告し、日本政府に改善策を勧告したと発表した。

人種差別撤廃委は先月下旬に実施した日本に対する審査結果をこの日公表し 「朝鮮学校に対する無償化教育除外は子供の教育に対し差別的な効果を産む行為の一つ」とし 「これは人種差別に該当する」と憂慮を表明した。

委員会は昨年末と今年初め、日本,京都朝鮮第1小学校前で起きた極右団体会員たちの民族差別的不条理などに対しても「朝鮮学校生たちに対するいじめや攻撃,インターネットを通じた人種差別的行為が公然と続いている」とし、日本政府の関心と対策を促した。

委員会は朝鮮学校の他に在日外国人,被差別部落,沖縄地域などでも差別があると指摘した。委員会の今回の審査は、日本が批准した人種差別撤廃条約の遵守状況を検証する目的で実施された。強制力はないが日本政府は2年後に開く次回審査時までに改善状況を報告しなければならない義務がある。

委員会は人種差別撤廃条約加入国の条約履行可否を監視する最高機関であり、日本は1995年に条約に加入した。委員会は各国の国際法,人権問題専門家18人で構成されている。

キム・トヒョン記者 aip209@hani.co.kr

原文: 訳J.S