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ユーロ脱退、ギリシャよりスペインが先?

https://www.hani.co.kr/arti/international/europe/535535.html

原文入力:2012/05/31 18:43(816字)

経済コラムニスト マシュー リン
"スペイン経済規模とても大きく
国民もすでに緊縮に嫌気"

 去る28日(現地時間)バンキア銀行に対するスペイン政府の救済金融方針が発表された以後、スペイン証券市場と国債金利はもちろんユーロゾーンも直撃弾を受けた。 スペインの不確実性増加でユーロ貨幣価値と証券市場が急落した中で、‘グレグジット’(Grexit、ギリシャのユーロ離脱)より‘スペグジット’(スペインのユーロ離脱)が先に迫るという憂慮が広がっている。

 経済コラムニスト マシュー リンは30日<マーケットウォッチ>コラムでスペインがギリシャより先にユーロを離脱せざるをえない6つの理由を提示した。

 まずヨーロッパ連合4位であるスペインの経済規模が‘救済’するにはあまりに大きいという問題がある。 年間国内総生産(GDP)がスペインの15%水準であるギリシャを助けることとは次元が違う。 スペインがすでに緊縮に嫌気を起こしているという点もユーロゾーン脱退の可能性を高める。 また、スペインはギリシャとは異なり‘実物経済’を持つ国だ。スペインは国内総生産に輸出が占める比重が26%で、英国やフランスと類似している。 その上、他のユーロ国家に比べて政治的に安定した国でもある。 スペイン語を使う南米経済も強固な‘頼れる所’だ。 スペインは経済危機を体験しているヨーロッパの代わりに状況がより良い南米市場にいつでも戻ることができる。

 最後にスペインでは‘スペグジット’議論がすでに始まっている。 旧貨幣であるペセタに戻れば経済が回復すると見ている。

チョン・ジョンユン記者 ggum@hani.co.kr

原文: 訳J.S