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日本 原子力発電所 放射性ストロンチウム放出量‘史上最悪’

https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/510751.html

原文入力:2011/12/18 19:48(779字)
チョン・ナムグ記者


朝日新聞 自主推算…462兆Bq 骨髄癌などの危険にも関わらず政府は傍観


  日本、福島第1原子力発電所から福島近海にこれまでに流れ込んだ放射性ストロンチウムの総量が462兆ベクレルと推算されると<朝日新聞>が報道した。これは史上最悪の海洋放射能汚染を起こした1970年代の英国セルフィールド核燃料再処理工場の汚染水海洋放出当時の一年間の最大放出量に肉迫するものだ。

<朝日新聞>は東京電力などが発表した資料を基に福島原子力発電所から海に放出されたストロンチウム90の量を自主推算した結果、このように現れたと18日報道した。日本政府や東京電力は海に流れ込んだ放射能物質をセシウムとヨードを中心に総量(4700兆ベクレル)とだけ推算し、ストロンチウムに対しては今まで何の言及もしていない。ストロンチウム90は半減期が28年の放射性物質であり、人体に吸収されれば骨に蓄積し骨髄癌や白血病を起こすと知られている。


  日本政府は魚介類調査でストロンチウムに対する検査はほとんど行なっていない。 ストロンチウムは通常10分の1の割合でセシウムと共存するためにセシウム検査でその量をあらまし推定でき、検査結果が出るのに2~3週かかる負担が伴うためだ。片山知史 東北大学農学研究科教授は 「ストロンチウムは低濃度でも生物の体内に蓄積されやすいだけに、詳細な調査が必要だ」として「骨まで食べるイカナゴや細イワシなどに蓄積されたストロンチウムに特に気を付ける必要がある」と話した。


東京/チョン・ナムグ特派員


原文: 訳J.S