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安重根義士の血族 独立運動家3人 50年ぶりに‘北韓称賛’寃罪晴らす

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/502898.html

原文入力:2011/10/27 22:58(1138字)
パク・ジュヒ記者


大邱(テグ)地裁、再審で無罪判決


安重根義士の血族である独立活動家3人が北韓を称賛したという理由で有罪を宣告されて50年ぶりに寃罪を晴らした。安義士の年下のいとこアン・ギョングン氏、甥のアン・ミンセン氏、血族アン・ジャム氏は5・16軍事クーデター直後に設置された革命裁判所で北韓を称賛したという容疑で有罪を宣告され服役したが、故人となった彼らの子孫が再審を請求し無罪判決を受けた。

大邱地裁刑事12部(裁判長 キム・ギョンチョル)は27日、1962年革命裁判所で北韓の活動を鼓舞・称賛したり同調した容疑(特殊犯罪処罰に関する特別法違反)で起訴され有罪宣告を受けた方々3人に無罪を宣告した。裁判所は判決文で「この事件は国家記録院などにも事件捜査記録と裁判記録が保存されていない」とし 「だが、収集できる最善の資料である‘真実・和解のための過去史整理委員会’の調査結果と再審対象判決文写本などを総合的に検討し判断した」と明らかにした。


裁判所は「被告人らの行為は当時政府の政策に反対する性格だったが、反国家団体である北韓の活動を称揚.鼓舞・同調したと見ることはできず、憲法に保障された国民の基本権である表現の自由により保障される範囲に属する行為と見る」とし「被告人がそのような行為を北韓に利益になることとして認識したと見ることもできない」と判示した。


アン・ギョングン氏は1918年に中国に亡命し独立運動を行い、解放されるや帰国して南北協商派に加担した。 だが、会談が失敗するや大邱で商業を営み甥のアン・ミンセン氏らと共に慶尚北道(キョンサンブクト)民族統一連盟の幹部として活動した。これらの人々は1960年に大邱鍾路国民学校校庭で統一問題時局大講演会を催し聴衆3000人余りに「南北統一を厭ういかなる理由も排撃されなければならない。 統一に恐れをなす張勉(チャン・ミョン)内閣は小児病的被害妄想症に捕らわれている」などの演説を行い統一方案世論調査を行うなど統一運動の先頭に立った。


こういう活動に対して革命裁判所は‘北韓の統一論をわい曲し国民を扇動した’として有罪を宣告した。 アン・ギョングン氏は懲役7年を宣告され服役した後 1977年に亡くなった。 アン・ミンセン、アン・ジャム氏も各々1995年、1972年に亡くなった。


大邱/パク・ジュヒ記者 hope@hani.co.kr


原文: 訳J.S