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機務司 朝鮮大教授 査察 "防諜専門210部隊が主導"

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/502295.html

原文入力:2011/10/25 08:29(1245字)
イ・スニョク記者


軍関係者 "松坡(ソンパ)部隊と理解している"
キ教授 コンピュータ作業記録 誰かが一ヶ月分以上削除


機務司令部による朝鮮大キ・グァンソ(48)教授査察はソウル、松坡地域にある防諜部隊である210機務部隊が主導したという証言が出てきた。また、関連者が拘束されるなど捜査が進行中だった時点にキ教授のコンピュータから作業記録が削除された事実が確認され、事件を組織的に縮小・隠蔽したのではないかという疑惑が深まっている。

軍の事情に精通したある関係者は24日「キ教授に対する裏調査は光州(クァンジュ)・全南(チョンナム)の機務部隊ではなくソウル、松坡地域の210部隊が主導したと理解している」と話した。210部隊は一種の定着スパイを探し出す部隊であり盗聴、サイバー保安などに特化された防諜専門部隊だ。 去る8月29日と9月1日にキ教授の電子メールなどをハッキングしたとし自首し、被疑者身分で調査を受けているハン・某(35)軍務員もこの部隊の所属だ。


軍当局は軍務員の関与疑惑と関連して「軍務員同期の光州・全南機務部隊所属キム・某(35・拘束)軍務員の要請を受けハッキングを助けた」と明らかにした経緯がある。だが「元々こういう類の工作は一線地域部隊で主管する性格のものではなく司令部次元だけで可能なこと」と軍関係者は話している。この事件は現在国防部調査本部で捜査中だが、210部隊の組織的民間人査察と確認されれば大きな波紋が予想される。


一方、民主党機務司民間人査察真相調査委員会(委員長 チェ・ジェソン議員)はこの日「光州朝鮮大現場調査の結果、キ教授のデスクトップ コンピュータから10月17日以前の作業記録がまるごと削除されていた事実を確認した」と明らかにした。通常コンピュータを使えばテンポラリーファイルの形で作業した記録が残るが、ハッキングの証拠をなくすためにすべての記録を削除したのではないかという疑惑が提起されている。真相調査委関係者は「1次復元を試みたが何の記録も残っていなかった」として「何れにしても(インターネット通信分野)専門家がネットワークを通じて侵入し行った仕業であるようだ」と話した。


キ教授は8月29日と9月1日、9月2日の3日間にかけて電子メールなどをハッキングされ、警察は9月6~8日の3日間キ教授のデスクトップを回収し調査をした後に再び研究室に備えつけた。 コンピュータが外部に搬出された期間は警察が調査した3日間しかないが、警察がコンピュータを返却した後、一ヶ月分以上の作業記録まで全て削除されており警察ではない他の誰かの仕業と疑われる状況だ。


イ・スニョク記者 hyuk@hani.co.kr


原文: 訳J.S