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警護処、予備費をもって予算転用

原文入力:2011/10/14 11:31(1820字)
4億台の韓定食店 建物‘0ウォン’処理
イ・ジウン記者


割り当て額 全て使い 2億8千 追加契約…シヒョン氏に特典疑惑
建物価格含めればシヒョン氏、公示地価より安い‘安値買い入れ’


←ソウル、瑞草区、内谷洞(ネゴクトン)の李明博大統領私邸敷地購入現況


大統領府と李明博大統領の子息シヒョン(33)氏がソウル、瑞草区、内谷洞私邸敷地と警護施設敷地を共同で買いとる過程で、予算転用などの方法でシヒョン氏に特典を与えた情況が続々と明らかになっている。警護処は土地代の一部として支給した2億8千万ウォンを警護装備施設予算から転用したことが分かった。 また、高級韓定食店として使われた私邸の敷地の建物(左側写真)を買い入れ費用から除外する方法でシヒョン氏の支払い額を安くしたという疑惑も追加で提起された。

■警護装備施設予算から転用された2億8千万ウォン ミステリー
内谷洞土地売買契約書を見れば、私邸と警護施設敷地9筆に対する契約は計4回で分けて行われた。先ず、シヒョン氏が5月13日に私邸敷地2筆を契約し、グリーンベルトである残り1筆は土地取り引き許可を受けた後に買うことを約定した。以後、6月15日に3筆の契約が完了した。


警護処は5月25日に私邸敷地3筆(シヒョン氏と共同持分)と警護敷地5筆を40億ウォンで契約した。この時、残りの警護敷地(30-9)を2億8千万ウォンで追加で買いとる旨の契約条件を付けた。以後、警護処は30-9を残金支給などすべての取り引きが完了する6月20日に買い入れる。全体的に見ればシヒョン氏が農協と親戚から借りて先に土地を買った後、警護処が残りの土地を2回に分けて買った。


シヒョン氏が契約を2回に分けて行ったのは行政手続きのためだが、警護処が30-9筆を別に購入したことは釈然としない。何かジレンマがあったのだろうという推定が可能だ。大統領府は当初30-9筆に対してのみ保安施設として地番も明らかにしていなかった。‘鍵’は大統領府が30-9筆に対する代金2億8千万ウォンを警護処警護装備施設予算から転用して支払ったことに求めることができる。国会が昨年度予算を編成する過程でひょっとして金が足りない場合、予備費30億ウォンを使えるようにしてあるのに、大統領府はあえて他の予算から転用した。民主党関係者は「予備費から支出すれば使い途を簡単に知ることが出来るが、部署予算を転用する場合には、よく分からない」として「今回、論難にならなかったとすれば誰がこういう事実を知ることができようか」と話した。

←李明博大統領の退任後の私邸が建つ予定のソウル、内谷洞の敷地にあった韓定食店‘スヤン’の撤去前の姿。ホン・ヨンピョ民主党院内スポークスマンは13日、懸案ブリーフィングで「大統領府は‘この建物が築31年の廃虚のような建物で公示地価がゼロ(0)だった’と説明した。 百聞は一見にしかず. 単刀直入に訊きたい。このように華麗な建物が一銭の値打ちもないのか?」と明らかにした。 スヤン韓定食ホームページよりキャプチャー


■私邸の土地にあった建物の価格は?
私邸が建つ20-17筆にあった韓定食店建物の公示地価は4億6800万ウォンだ。これを含めれば、シヒョン氏は公示地価よりも安く‘安値買い入れ’をしたことになる。大統領府は「市価で問い詰めれば価値のない建物」とし住宅価値を0ウォンに処理し、シヒョン氏が公示地価より1.3倍高く買ったと主張している。


しかしこれは説得力ないという情況が続々と明らかになっている。ホン・ヨンピョ民主党院内スポークスマンはこの日この韓定食店が契約後に撤去される前の写真を公開し「このように華麗な建物が一銭の値打ちもないという話か」と疑問を提起した。イ・ヨンソプ スポークスマンは「この建物は2004年1月に1階建てから2階建てに建て増した」として「使用価値が十分な建物であるから当然売買価格に反映される」と話した。民主党は当初主人が食堂の営業権を放棄した代価までが地価に含まれていると疑っている。 イ・ジウン記者 jieuny@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/500685.html 訳J.S