本文に移動

[社説] ナ・ギョンウォン候補は‘女オ・セフン’か否か

https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/499765.html

原文入力:2011/10/07 19:17(1123字)


ナ・ギョンウォン ハンナラ党最高委員とパク・ウォンスン弁護士が昨日までに揃ってソウル市長補欠選挙の候補者登録を終えた。来年の大統領選挙の前哨戦と呼ばれるソウル市長選挙戦が本格的に始まったわけだ。この時点で一つ確かめておくことがある。 なぜ莫大な予算と行政力を消耗しながらソウル市長選挙を再び行うことになったかだ。それはオ・セフン市長が小・中学校の無償給食と関連した住民投票を無理に押しつけて、思い通りならないからと自主的に辞退したためだ。

それなら各候補はこの懸案に対する態度から明確にしなければならない。 ところがナ・ギョンウォン候補側の動きを見れば、今回の補欠選挙の意味をきちんと銘じているのか疑問を感じる。ナ候補は無償給食住民投票当時、それを福祉ポピュリズムに対抗する‘神聖な戦い’と比喩し、積極的な支援を主張した。最近はこうでもないああでもないと不明瞭な態度を取っている。近い将来、ハンナラ党が福祉党論を採択すれば、それを受け入れる形で言葉を変えるものと予想される。問題はナ候補が純粋に朴槿恵議員の支援を得るために便宜的に態度を変えているという印象が強いという点だ。


ナ候補の選挙対策本部は超派閥的な外見とは異なり、オ市長時のソウル市主要職務を引き受けたいわゆる‘オ・セフン師団’が重要実務陣として布陣した。ナ候補がこういう人々に囲まれているなら前任執行部の誤りをきちんと省察することは難しいだろう。ナ候補が‘女オ・セフン’ではないのかという疑問が出てくるもう一つの理由だ。


朴槿恵議員はナ候補の選挙を支援することにした。親パク陣営のユ・スンミン最高委員は支援方法について「マイクを握って共同遊説する形よりは福祉施設などをナ候補とともに訪問する形になるだろう」と話した。前任市長の行動に対する観点問題が十分に討議されておらず、それでも支援を無視することもできない事情のためにためらいつつ歩みをするのでないかと考えられる。


今回の選挙を巡り大統領選挙の前哨戦などの意味付与が乱舞している。しかし市民にとって重要なことは無償給食政策など前任市長の誤った市政を正し、逸脱と独善が繰り返されないようにすることだ。ナ候補の無償給食に対する観点、参謀陣構成、党次元の選挙支援方式などに気がかりが集まるのはこういう理由からだ。今、ナ候補は自身が‘女オ・セフン’なのか違うのかから明確にする必要がある。


原文: 訳J.S