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全南道F1今年も「赤字疾走」

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/499328.html原文入力:2011/10/05 09:57(1248字)
チョン・デハ記者

組織委550億損害予想…張世煥議員など国政監査で対策要求

今月14~16日に行われる「2011フォーミュラ1(F1)霊岩コリアグランプリ国際自動車競走大会」も、昨年の初大会に続き、数百億ウォン台の赤字運営が避けられない見通しだ。

国会行政安全委員会所属の張世煥(チャン・セファン)民主党議員は4日、全羅南道(全南道)に対する国政監査で、「F1大会監査院監査結果によると、昨年にも多くの赤字を出し、今後も赤字が予想される」として「慢性的赤字を免じる方法がない場合には、果敢に中断するのも一つの方法ではないか」と尋ねた。李明洙(イ・ミョンス)自由先進党議員も、「昨年のF1大会の運営収益は、当初、70億ウォンの黒字を予想したが、962億ウォンの赤字を記録し、さらに6回の大会を開催する場合、3893億ウォンの赤字が出ると予想される」と指摘した。

全南道の資料によると、今年の大会において、F1を主管するフォーミュラワン・マネジメント(FOM)に、開催権料(480億ウォン)、テレビ中継権料(160億ウォン)など、640億ウォンが支出される。また、組織委員会運営費などで300億ウォンが支出され、総費用は940億ウォンに達する。しかし、今年の大会のチケット販売収入などは390億ウォンに過ぎず、550億ウォンの赤字が予想される。

昨年の初めての大会での有料観覧客は、当初計画14万人の56.4%である7万8988人水準に留まった。全南道は今年は大会期間に20万人の有料観覧客が来ると予想している。

文学振(ムン・ハクチン)民主党議員も、F1レース場場を取得する目的で、全南道が発行することにした、いわゆる「F1地方債」の1980億ウォンについて、「全南道は財政難が深刻な状態なのに、直ちに民生関連予算が萎縮しないだろうか心配だ」と指摘した。劉正福(ユ・ジョンボク)ハンナラ党議員は、「F1大会と関連して国家財政からの支援を望む他に対策はないか」と質問した。

これに対してパク・ジュンヨン全南道知事は、「大会が開催されない11ヶ月間、施設をどのように活用できるかを共に検討して、(大会持続可否を)決める問題」と答えた。 彼は「事後にレース場を活用すれば、100億~200億ウォン程度の収益を出すことができる」としながら「高めに設定された開催権料を下げて、大会運営費を昨年400億ウォンから今年200億~250億ウォン水準に減らせるようにするだろう」と明らかにした。彼は「F1大会は、本来、民間投資で行うはずだったが、2008年の金融危機のため、民間投資が大変で、悩みの末に、競技場施設を道が取得することにした」としながら「大会がうまく行われるよう努力する」と話した。

チョン・デハ記者 daeha@hani.co.kr
原文: 訳 M.S