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済州(チェジュ)国際学校、英国本校にロイヤリティー 460億ウォン

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/499152.html

原文入力:2011/10/04 08:20(1183字)
イ・ジェフン記者


人件費などを合わせれば612億 支給 契約
"赤字になれば国民の税金で埋める可能性"


国内初の営利学校である‘NLCS(North London Collegiate School)済州’国際学校が今後23年間、英国本校にロイヤリティーなどの名目で612億ウォンを支払わなければならないことが確認された。この学校の運営過程で赤字が出れば国土海洋部傘下の公企業である済州国際自由都市開発センターが補填することになっていて、結局 国民の税金で外国学校の金儲けを助けているのではないかという指摘が出ている。

3日、国会教育科学技術委員会所属クォン・ヨンギル民主労働党議員が公開したNLCS済州の‘財政運営計画書’を見れば、この学校は今年から2033年まで英国NLCS本校にロイヤリティー460億ウォン余りと本校教職員の人件費など固定費用152億ウォン余り、合計612億ウォン余りを手数料として負担する計画であることが明らかになった。NLCSはロンドン近郊にある161年の伝統を持つ私立学校で、NLCS済州は済州国際自由都市開発センターが200億ウォンを出資し設立した子会社である㈱ヘウルが先月26日 済州、西帰浦市に開校した分校だ。 開発センター教育事業処関係者は「英国本校の教育課程と学校名、ロゴなどをそのまま持ってきて使うため、外国の他の国際学校の事例に照らしてみてもロイヤリティーの支払いは避けられない」として「契約を結ぶ際にそのように約定した」と話した。


だがヘウルは昨年10月に株主団を構成し韓国教職員共済会などから投資を受けた1700億ウォンを学校建築費1289億ウォンとその他初期設立費用として全て使った。そのためヘウルは学校を運営しながら収益を出し、2013年から毎年173億ウォン余りの元利金を返さなければならない。この元利金と基本学校運営費、ロイヤリティーなど英国本校に払わなければならない手数料を合わせればこの会社が負担しなければならない費用は年間少なくとも375億ウォン余りから多ければ809億ウォン余りに及ぶ。


クォン議員がこの日‘財政運営計画書’とともに公開したヘウルの‘NLCS済州の年度別資金収支’現況を見れば、結局 NLCS済州は2016年まで179億ウォン余りの累積赤字を予想していることが明らかになった。クォン議員は「‘特権層学校’の運営による赤字を国民の税金で埋めることになる可能性が高い」と指摘した。


イ・ジェフン記者 nang@hani.co.kr


原文: 訳J.S