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生徒たち玄米ご飯・野菜おかず2ヶ月 体重減って栄養素も「たっぷり」

原文入力:2011/09/27 22:07(966字)
パク・ジュヒ記者

大邱で公開ダイエット実験注目

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大邱西部の高等学校2年生のパク・ジス君(17)は最近、ダイエットの成功で友人たちの間で話題になった。70kgを越えた体重が62kgにがたっと減り、「肥満」のレッテルを引き離した。外見だけスマートになったのでなく、体の中まで軽くなった。体脂肪率が16.6%から12.6%に低くなり、総コレステロール数値も、危険水準だった242mg/dLから正常範囲(150mg/dL未満)に近い165mg/dLに下がった。

ジス君のダイエットの秘訣は、全校生徒のだれもが知っている。今年5月12日から7月5日まで、学校で大邱緑色消費者連帯が、生徒25人を対象に実施した「公開集団ダイエット実験」である「頭脳食べ物プロジェクト」に参加したためだ。実験群の生徒たちは、学校給食と家で動物性食品を取らず、玄米ご飯と野菜おかずだけ食べた。おやつもジャガイモやリンゴのような自然食を食べ、飲み物は水だけ飲んだ。ジズ君は「玄米菜食で体重が明らかに減り、にきびまで無くなり、家族たちと友人が不思議に思っている」と話した。

このプロジェクトに参加した生徒たちは、体重が平均約3kg減った。実験前、肥満や過脂肪だった生徒16人中15人の体重が減少した。特に目立つ点は、体の健康と共に、精神健康指数も高まったことだ。参加生徒たちの性格検査の結果、実験前には平均値が62.2点で「普通」だったが、65.7点と3.52点高くなり、「元気である」ことが明らかになった。


栄養摂取不均衡に対する憂慮とは異なり、実験の結果、菜食をした生徒たちの植物性蛋白質・食物繊維・植物性鉄分・葉酸とビタミンA、ビタミンEなどの坑酸化栄養素の摂取量は、むしろ増えたことが確認された。

アン・ジェホン大邱緑色消費者連帯事務局長は27日、「学校給食も植物性献立を別に用意して、生徒たちが菜食を選択できるようにすると、心身の健康管理に多いに役立つだろう」と話した。

大邱/パク・ジュヒ記者 hope@hani.co.kr
原文:https://www.hani.co.kr/arti/society/area/498240.html 訳 M.S