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18年前のその日のように…江原道(カンウォンド)民 "原発反対"

原文入力:2011/08/29 22:28(1431字)
チョン・インファン記者


‘8・29三陟(サムチョク)反核闘争 継承’
野党・宗教界など6727人 宣言
"新規誘致・核拡大 中断を"


←三陟原子力発電所誘致白紙化闘争委員会をはじめとする江原地域市民社会団体の活動家50人余りが29日午前、春川(チュンチョン)鳳儀洞(ポンウィドン)の江原道庁前広場で‘江原道民宣言’を発表した後、三陟原子力発電所の新規敷地選定中断を要求するスローガンを叫んでいる。


‘8・29三陟反核闘争’18周年を迎え江原地域の政界と宗教界、市民社会団体活動家など6千人余りが核政策の転換と原子力発電所新規敷地選定の中断を要求する宣言文を出した。

三陟原子力発電所誘致白紙化闘争委員会(共同代表 パク・ホンピョ、以下 白紙化闘委)と江原地域市民社会団体関係者など50人余りは29日午前、春川、鳳儀洞の江原道庁前広場で記者会見を行い、原子力発電所新規敷地選定中断などを要求する‘江原道民宣言’を発表した。宣言文には民主・民主労働党など4野党とカトリック・新教・聖公会など宗教界、民主労総・全農など江原地域40余市民・社会・労働団体活動家および会員6727人が署名した。


彼らは宣言文で「18年前の今日、三陟市民は徳山原子力発電所建設計画を阻止するために憤然と立ち上がり、これを白紙化する偉大な勝利をおさめた」として「ところが、まだ一世代が過ぎない今、再び原子力発電所を建て三陟の未来を脅かそうとする嘆かわしい事態が起きている」と主張した。


彼らは続けて「江原道の経済と安全を亡ぼす三陟の原子力発電所誘致はこれ以上論議されてはならず、江原道民は核のない江原道を望む」とし「政府は三陟原子力発電所敷地選定中断はもちろん、新規原子力発電所建設と老朽原子力発電所寿命延長を中断し、核発電拡大政策を廃棄しなければならない」と要求した。


パク・ホンピョ白紙化闘委共同代表(トゲ聖堂主任神父)は「日本、福島核事故が起き6ヶ月が経とうとしているが、収拾どころか未だに放射能が継続的に漏れ出ている」として「澄んだ美しい自然をそっくり後世に譲るための三陟市民らの原子力発電所反対運動は人間と自然が共に調和して生きていくための当然の要求」と話した。


ペ・ジョンギュ近徳面繁栄会事務局長は「政府が徳山里(トクサンリ)原子力発電所建設を放棄した起爆剤がまさに8・29集会であり、すべての住民が集会に参加し喪輿を担いで反対デモを行った」として「8・29闘争精神を継承し三陟原子力発電所建設反対闘争に立ち上がらなければならない」と話した。


一方、徳山原子力発電所白紙化闘争は1993年、三陟、近徳面、徳山里が原子力発電所候補敷地に浮上し、8月29日 近徳住民9千人の内の7千人が近徳小学校で原子力発電所建設反対集会に参加し本格化した。当時、三陟では商店街が門を閉めるなど反核闘争が続き、原子力発電所建設を葬った。三陟市民はこれを記念して1999年11月近徳面、徳山里、麻邑川裾に‘8・29記念公園’を作り、原子力発電所白紙化記念塔と記念碑をたてた。


文・写真チョン・インファン記者 inhwan@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/493929.html 訳J.S