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4大河川 浚渫のせいで亀尾 再び 断水…5万人 地団駄

原文入力:2011/06/30 21:09(1428字)
ク・デソン記者、キム・キソン記者、ナム・ジョンヨン記者

流速 速まり送水管破損
水資源公社 "復旧 2ヶ月かかる模様"
康川堰 仮堰が再び流失

←京畿道、驪州郡、南漢江の4大河川事業 康川堰建設工事現場の上流に設置した臨時仮堰が30日午前、増水した川の水で流された現場を工事関係者たちが眺めている。 驪州/キム・ジョンヒョ記者 hyopd@hani.co.kr

慶北、亀尾で洛東江(ナクトンガン)川底を通る送水管路の破損により再び水道水供給が中断され5万人近い住民が困っている。4大河川事業にともなう浚渫で川の流速が速まったことが事故原因と推定されている。
30日未明3時頃、亀尾市、海平面・山東面・長川面、陽浦洞の亀尾国家産業団地4工団などに水道水の供給が途切れた。この地域の上水道を管理する水資源公社亀尾圏管理団は「海平取水場で取水した水を浄水場から亀尾市、陽浦洞の排水池に送る洛東江の川床下を通る送水管が折れた」と発表した。送水管は長さ800m、直径1.1~0.8mであり、川底2.8mの深さに埋まっていると知られた。当初、川底8~9m下に埋まっていたが、4大河川事業で水深6mまで川底を浚渫したために浅くなったわけだ。

パク・ビョンドン水資源公社亀尾圏管理団長は「浚渫作業で流速が速まり送水管に影響を与えたのではないかと推定している」と話した。パク・チャングン関東大教授(土木工学)は「過度な浚渫と引き続いた侵食作用により川底の下にあった送水管路が露出したと見られる」とし「梅雨の雨で増えた水の圧力に耐えられなかった管路の一部が流失した可能性が高い」と話した。

亀尾海平取水場は一日に27万tを取水し住民4万8000人余りに生活用水として16万5000tを送り、残り10万2000余tは亀尾産業団地事業場350個所余りに工業用水として供給している。水資源公社は送水管路の復旧に2ヶ月程度かかると予想しており、住民は相当期間にわたり消防車などを利用し水を供給されるなどの大きな不便を避けがたくなった。

去る5月8日には亀尾‘広域取水場’の近隣に4大河川事業のために設置した臨時堰が崩れ、5日間にわたり水道水の供給が途切れ亀尾・金泉などの住民50万人余りと亀尾産業団地の事業場が大きな不便を被った。

亀尾YMCAはこの日 声明を出し「4大河川事業にともなう安全対策を疎かにしたせいで50余日ぶりに再び断水事故が起きた」として「4大河川事業を中断せよ」と要求した。環境運動連合も声明で「(事故が起きたところは)去る5月に市民共同調査団の調査で流失の危険が大きいところとして予想された地点」とし「政府は4大河川工事完工行事に‘没入’せずに、国民の安全に関連した全てのことを点検しなければならない」と主張した。

この日、京畿道 驪州郡、南漢江の4大河川事業 康川堰新築工事現場の上流では増えた川の水で臨時堰が300mの中で半分ほどが流失した。康川堰の工事現場では去る5月1日にも臨時堰が崩れて流失した経緯がある。

大邱 驪州/ク・デソン キム・キソン記者、ナム・ジョンヨン記者 sunnyk@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/485346.html 訳J.S