原文入力:2011/06/27 11:55(1383字)
ホ・ジェヒョン記者
←韓進重工業労組がストライキ撤回を宣言した27日、クレーン上に人々が登っている。(出処 @allstanby)
[2信] "使用側の告訴告発取り下げ・整理解雇撤回" 要求
強硬派 "業務復帰に同意できない" …労組 強硬-穏健 対立
大規模整理解雇問題で6ヶ月を超え使用側と葛藤をかもしてきた韓進重工業労組が27日10時「全組合員がストライキを撤回し業務に復帰する」と宣言した。しかし、クレーン高空籠城を進行中のキム・ジンスク民主労総指導委員らは事実ではないと主張しており、強硬-穏健の対立が表面化している。警察は強硬鎮圧手順を踏んでおり緊張感が高まっている。
労組はこの日午前、報道資料を出し「3年間の闘争により組合員の生活は疲弊を極めて降り、ますます死の工場に変わりつつある影島造船所をこれ以上は放置できないので全面ストライキを撤回し全組合員の現場復帰を宣言する」と明らかにした。
←27日午後2時、進行予定の‘韓進重工業退去および仮処分執行’のために警察力が配置されている。 (出処@hongkildong).
労組は「労組のこういう方針を理解し認めるならば無意味な公権力投入を中断しなければならず、合わせて各種民刑事上告訴告発もまた取り下げ、社規による組合員懲戒・不利益処分も同時に取り下げなければならない」とし「労組の自発的な現場復帰宣言であるだけに会社も労組の方針を認めこれに対する最小限の要求事項を受け入れよ」と会社に要求した。
労組は直ちに使用側と労使協議会を開き、整理解雇問題と関連し交渉を行う方針だ。労組関係者は「まだ使用側が整理解雇撤回方針を定めたとは見難い」と伝えた。 会社側は告訴告発の取り下げなどは積極的に検討できるが、整理解雇の撤回は難しいという立場だと知らされた。
労組のストライキ撤回宣言とは異なり、整理解雇対象者らを中心にした労組強硬派はストライキ撤回方針に同意していない。彼らはこの日午前に予定された労組執行部の記者会見を阻むこともした。起重機上で籠城しているキム・ジンスク民主労総指導委員も自身のツイッターを通じ「業務復帰宣言は事実ではない」と話した。一般組合員は11時頃、工場正門前で自分たちの立場を発表しようとしたが警察が不法集会だとし阻んだと伝えられた。
これに伴い、今日 裁判所が午後2時に進行予定の‘韓進重工業退去および仮処分執行’がどのように展開するかに関心が集まっている。裁判所は執行官150人余りを動員し籠城中の200人余りを強制退去させる予定だ。籠城を解くことに同意しない労組員が座り込みを継続するならば、警察力が強制投入され大量連行事態が起きる恐れがある。
警察はキム・ジンスク指導委員に対しては鎮圧過程上の危険性が大きく、強制鎮圧をしない方針だと知らされた。
←裁判所の強制退去執行を控え韓進重工業労組員の家族が心配そうに座っている(出処@myung2gi)
ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/484630.html 訳J.S