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‘嘘つき’国土部 事故の度に "4大河川と無関係" しらばくれ

https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/484532.html

原文入力:2011/06/27 10:35(1263字)
ナム・ジョンヨン記者

‘橋脚浚渫報告書’提示されるや言葉を変えて
亀尾断水を予想した資料も遅れて露見

4大河川工事区間で事故が起きれば ひとまず‘4大河川事業とは関係ない’としらばくれる政府の態度が俎上に上がっている。マスコミの否定的報道が続くことを阻むために事件初期から関連事実を否認しわい曲された情報を流す態度で一貫しているということだ。
政府のこういう態度は25日明け方、慶北、漆谷郡、倭館邑、倭館鉄橋崩壊事件でも再演された。この日午後、取材陣が駆けつけると国土海洋部は事故発生地域の近隣現場事務室でブリーフィングを開き、今回の事故は4大河川事業と関連がないとして鎮火に出た。

この席で釜山地方国土管理庁関係者は「(崩れた)橋脚は浚渫ラインから完全に外れた水辺にあるので浚渫工事をしていない」と話した。崩れた橋脚付近の橋脚川底は浚渫したが、崩れた橋脚では浚渫しなかったために4大河川事業と関連がないという論理だ。だが‘洛東江環境影響評価’と‘洛東江24工区基本設計報告書’を見れば、崩れた橋脚が川岸ではなく川の水に建てられており、そこも浚渫することになっている。この資料が提示されると、国土部は翌日に報道資料を出し 「水が抜ければ原因が分かるだろう」と一歩後退した。

4大河川事故に対する政府の逃げ腰対処は今回が初めてではない。去る5月、洛東江臨時堰が崩壊し慶北亀尾海平取水場の取水が中断され住民56万人が断水被害にあった時も、国土部と工事主管社である韓国水資源公社は4大河川工事と関係がないと釈明した。だが、国土部が2009年に大規模断水事故を予想し、三つの予防対策を提示した報告書が一ヶ月後に公開され国土部の‘嘘’がばれた経緯がある。

昨年9月、京畿驪州郡、南漢江支流の新晉橋崩壊事故も同じだ。2006年の800㎜の雨でもびくともしなかったこの橋はせいぜい180㎜の雨で押し流された。本流の過度な浚渫で川底が低くなり支流の流速が速まったためだ。だが、相変らず国土部は集中豪雨のせいだと主張している。また、南漢江の最大湿地である驪州郡 バウィヌックビが4大河川工事で消え失せたという報道に対しても、国土部は該当地域はバウィヌックビではないとのゴリ押し釈明を出しひんしゅくを買うこともした。

こういう無理な釈明が続く理由は、李明博大統領の大統領選挙公約であり現政権の重要事業である4大河川事業に対し否定的な報道が出る場合、上部機関から強い圧迫を受けるためだ。4大河川工事業者のある幹部は「否定的なマスコミ報道が出れば大統領府と国務総理室、国土部などから強力な経緯調査が入ってくるため仕方ない」と話した。 ナム・ジョンヨン記者 fandg@hani.co.kr

原文: 訳J.S