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長安洞 性売買業者 取り締まりを避けるため "地区隊全体にわいろ" 事実明らかに

原文入力:2011/06/22 10:54(1285字)
ファン・チュンファ記者

3ヶ巡回査察チームに毎月 数百万ウォン
裁判所 "金を受け取った警察官 罷免 正当"

←長安洞の性売買業者が取り締まりを避けるために地区隊に組織的に賄賂を贈っていた事実が明らかになった。2009年性売買処罰法が発効した後、長安洞の休憩室(退廃理髪店)でソウル警察庁婦人警官機動捜査隊取り締まり班が捜索を行っている。 イ・ジョンウ記者 woo@hani.co.kr

2008年7月、ソウル、東大門警察署は性売買との戦争を宣言し、管内の性売買業者に対し集中取り締まりを行った。ついに性売買事業主1人が遺書を残し首をくくって自殺し、事業主は‘警察上納帳簿’を公開すると歯を剥いた。だが、事業主はついに帳簿を公開できず、当時 わいろ授受で懲戒を受けた警察官は1人もいなかった。だが、2009年 長安洞のある性売買業者が警察の取り締まりで摘発され、毎月数百万ウォンの金品を上納し取り締まり担当の長安地区隊をまるごと管理していた事実が明らかになった。

ソウル行政裁判所の話を総合すれば、長安洞でSあんま施術所を営んでいた事業主イ・某(43)氏は「長安洞 新ソウル病院の後と区民会館駐車場近くの性売買取り締まりを揉み消して欲しい」とし毎月、長安地区隊に270万ウォンを渡していた。当時、地区隊巡回査察チームは1~3チームで構成されていたが、各チームの総務に毎月25日に90万ウォンの現金が渡されていた。

2006年7月、長安地区隊に発令を受けたオ・某(45)氏もやはり、赴任するやいなや巡回査察1チームの総務を引き受け、2006年7月から2007年11月まで12回にわたり1080万ウォンを受け取った。70万ウォンはチームの取り分、20万ウォンは総務であるオ氏の取り分だった。オ氏はあんまサービス店の隣にあるコンビニのパラソル椅子に座り金を受け取るなど、何はばかることもなかった。実際この期間にSあんま施術所はただの一度も警察の取り締まりを受けなかった。これは2008年の東大門警察署の大々的な取り締まり当時「取り締まりを避けるために地区隊に定期的にわいろを上納してきた」という性売買事業主らの主張とも合致する。実際このような癒着憂慮から当時 警察は取り締まり業務を担当した女性青少年係職員10人の内、内勤職2人を除く8人を全員交替することもした。

ソウル行政裁判所行政11部(裁判長 ソ・テファン)は長安洞性売買事業主から取り締まりを揉み消した代価として1000万ウォン程を受け取り罷免された元警察官オ氏がソウル地方警察庁長官を相手に出した罷免処分取り消し訴訟で原告敗訴の判決を下したと21日 明らかにした。

ファン・チュンファ記者 sflower@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/483927.html 訳J.S